(仮訳)メキシコ産のタバコウロコタケ科菌類 (6):ソノラ砂漠産のサビアナタケ属菌の新種
Raymundo, T., Valenzuela, R. & Esqueda, M., 2013. Hymenochaetaceae from México 6. A new Fuscoporia species from the Sonoran desert. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2013/00000125/00000001/art00004 [Accessed March 22, 2014].
【R3-00529】2014/03/22投稿

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3行まとめ

メキシコのソノラ砂漠で樹木の枝に発生した背着生の菌を、Fuscoporia xerophilaとして新種記載した。
本種は担子胞子が中型で無色の類球形であり、子実層や子実体形成菌糸層に剛毛を持つことなどで特徴づけられた。
また、メキシコ産のサビアナタケ属菌を含む検索表を掲載した。
México, Sonora, municipality of Guaymas, Francisco Villa “El  Tigre”</p>

(新種)

Fuscoporia xerophila Raymundo, R. Valenz. & Esqueda
語源…乾燥を好む
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Fuscoporia contigua
メキシコに分布する
形態的に類似している
子実体の縁部および実質に剛毛を持つ
子実層の剛毛のサイズの範囲が重なる
本種と異なりメキシコだけでなく中国、ブラジルなどにも分布する
本種と異なり乾燥地域に生息しない
本種と異なりアカシア属樹木ではなくコナラ属樹木やタケなどからの発生が知られている
本種より孔口のサイズが大きい
本種より担子胞子が長い
本種より担子胞子の幅が狭い
本種と異なり担子胞子が類球形ではなく長楕円形~類円筒形
本種と異なり子実層の剛毛が便腹形~便腹状嘴形ではなく類錐形
本種より不稔縁部の剛毛の幅が狭い
Fuscoporia ferruginosa
子実体が背着生
子実体の縁部および実質に剛毛を持つ
子実層の剛毛のサイズが重なる
本種と異なり砂漠ではなく熱帯雨林に発生する
本種より孔口のサイズが小さい
本種より担子胞子が長い
本種より担子胞子の幅が狭い
本種と異なり担子胞子が類球形ではなく円筒形
本種と異なり子実層の剛毛が便腹形~便腹状嘴形ではなく類錐形
本種より不稔縁部の剛毛の幅が狭い
Fuscoporia nicaraguensis
子実体が背着生
子実体の縁部および実質に剛毛を持つ
本種と異なり砂漠ではなく熱帯雨林に発生する
本種より孔口のサイズが小さい
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種と異なり担子胞子が類球形ではなく球形
本種より子実層の剛毛が短い
本種と異なり子実層の剛毛が便腹形~便腹状嘴形ではなく類錐形
本種より不稔縁部の剛毛のサイズが小さい