(仮訳)オランダ、ビースボスのヤナギ林に産した新種Hyperphyscia lucida
van der Pluijm, A. 2020. Hyperphyscia lucida (Physciaceae, lichenized Ascomycota), a new species from willow forests in the Biesbosch, the Netherlands. Lindbergia. Available at: https://bioone.org/journals/lindbergia/volume-2020/issue-1/linbg.01138/Hyperphyscia-lucida-Physciaceae-lichenized-Ascomycota-a-new-species-from-willow/10.25227/linbg.01138.full [Accessed October 21, 2020] 【R3-07795】2020/10/21投稿

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3行まとめ

オランダの水辺のヤナギ林で採集された樹皮生地衣の一種を検討し、Hyperphyscia lucidaとして新種記載した。
本種は地衣体が比較的大型であり、灰白色で光沢があることなどで特徴づけられた。
本種はヨーロッパから唯一知られる本属地衣で、しばしば混生するH. adglutinataに類似していたが、形態に基づき別種とされた。
the Netherlands, prov. Noord-Brabant, Werkendam, Biesbosch, Middelste Jannezand

(新種)

Hyperphyscia lucida van der Pluijm
語源…光沢のある(若い地衣体裂片の上皮層および初生菌糸体の表面性状から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Hyperphyscia adglutinata(コナムカデゴケモドキ)
同所的に分布する(オランダ)
同時に発生することがある
地衣体のサイズが類似している
粉芽塊が微細な小粒状
本種と異なり地衣体が白灰色、灰色、または暗い灰色ではなく灰色~暗灰色または褐灰色
本種ほど地衣体の内側の表面が折り畳まれない
本種と異なり裂片がしばしば左右の裂片と重なるのではなく並行である
本種より裂片の幅が比較的狭い
本種と異なり裂片が扁平または外縁で反り上がるのではなく僅かに凸形
本種と異なりパスチュールがほとんどの場合裂片の葉央または折り畳まれた地衣体の隆起部に生じるのではなく葉央またはやや葉縁に生じる
本種と異なりパスチュールがしばしば複数凝集するのではなく単生する
本種と異なり粉芽塊が二次的に裂芽状になるという特徴を欠く
本種と異なり初生菌糸体が明瞭でない