(仮訳)ブラジルにおいてInga edulisの葉に斑点病を起こす新種Hyphopolynema ingae
Pinho, DB., Firmino, AL. & Pereira, OL., 2010. Hyphopolynema ingae sp. nov., associated with leaf-spot disease on Inga edulis in Brazil. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2010/00000114/00000001/art00009 [Accessed December 12, 2014].
【R3-01366】2014/12/12投稿

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3行まとめ

ブラジルの大西洋岸森林でInga edulisに発生した菌を検討し、Hyphopolynema ingaeとして新種記載した。
本種はマメ科植物を宿主とする2番目のHyphopolynema属菌で、生葉に生じる種としても2番目となった。
本種は剛毛を伴うスポロドキアを形成し、分生子に5-10本の付属糸を有することなどで特徴づけられた。
Brazil, Minas Gerais, Viçosa, Reserva Florestal Mata do Paraíso

(新種)

Hyphopolynema ingae Pinho & O.L. Pereira
語源…Ingae属の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Hyphopolynema tropicale
Inga属植物を宿主とする
本種と異なりInga edulisではなくI. spectabilisを宿主とする
本種と異なり宿主の葉ではなく莢に発生する
本種より分生子形成細胞が短い
本種と異なり分生子形成細胞にカラレットを欠く
本種より分生子のサイズが大きい
本種と異なり分生子の付属糸の数が5-10ではなく4-9
本種と異なり分生子の付属糸が分枝する
本種と異なり分生子に油滴を含む
本種と異なり分生子果に剛毛を欠く
Hyphopolynema ellisiorum
本種と異なり分生子柄が淡褐色ではなく無色
本種より分生子形成細胞が短い
本種と異なり分生子形成細胞が淡褐色ではなく無色
本種より分生子の幅が狭い
本種と異なり分生子の付属糸の数が5-10ではなく7-11
本種より分生子果の剛毛が長い
Hyphopolynema australe
生葉に発生する
本種と異なり分生子柄が淡褐色ではなく無色
本種より分生子形成細胞のサイズが小さい
本種と異なり分生子形成細胞が淡褐色ではなく無色
本種より分生子が長い
本種より分生子の幅が狭い
本種と異なり分生子の付属糸の数が5-10ではなく4-18
本種より分生子果の剛毛が長い
Hyphopolynema stilboideum
本種と異なりシンネマを形成する
本種より分生子形成細胞が長い
本種より分生子のサイズが大きい
本種と異なり分生子の隔壁部分が僅かにくびれる
本種と異なり分生子の付属糸の数が7-10ではなく8-15
本種と異なり分生子果に剛毛を欠く
Hyphopolynema juncatile
本種と異なり宿主の皮層に偽子座を形成する
本種より分生子形成細胞が長い
本種より分生子が長い
本種より分生子の幅が狭い
本種と異なり分生子の付属糸の数が5-10ではなく7-10
本種より分生子果の剛毛が短い