(仮訳)カルパティア山脈で採集されたウクライナ新産の菌寄生菌、Immotthia atrograna
Akulov, OY. & Hayova, VP., 2016. Immotthia atrograna (Dacampiaceae, Ascomycota), a new for Ukraine fungicolous fungus from the Carpathians. Available at: http://ekhnuir.univer.kharkov.ua/handle/123456789/11797 [Accessed May 12, 2016].
【R3-02919】2016/05/13投稿

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3行まとめ

ウクライナ新産種として菌寄生菌のImmotthia atrogranaを報告した。
本種はAnnulohypoxylon cohaerensおよびA. multiformeの2種を宿主としていた。
本種の記載文、スケッチ、地理的分布などに関する情報を掲載した。

(ウクライナ新産種)

Immotthia atrograna (Cooke & Ellis) M.E. Barr
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【よく似た種との区別】
Coleroa pusiola
本種と異なりフィンランドなどにおける分布が知られている
本種と異なり菌寄生菌ではなく材に生じる
本種より子嚢殻の壁が薄い
本種より子嚢胞子のサイズが僅かに小さい
Didymosphaeria eutypae
フランスに分布する
菌寄生菌である
核菌類を宿主とする
子嚢胞子が褐色
子嚢胞子の隔壁数が1
本種と異なりAnnulohypoxylon属およびHypoxylon属ではなくEutypa属などを宿主とする
本種より子嚢胞子の幅が広い
Didymosphaeria cocconiae
菌寄生菌である
子嚢胞子が褐色
子嚢胞子の隔壁数が1
本種と異なりフィリピン、ブラジルなどにおける分布が知られている
本種と異なりAnnulohypoxylon属およびHypoxylon属ではなくHysterostomella spurcariaなどを宿主とする
本種より子嚢胞子のサイズが顕著に大きい
Didymosphaeria conoidea
菌寄生菌である
子嚢胞子のサイズがほぼ同一
子嚢胞子が褐色
子嚢胞子の隔壁数が1
本種と異なりAnnulohypoxylon属およびHypoxylon属ではなく主にレプトスフェリア科菌類を宿主とする