(仮訳)熱帯インド産の新属新種、Indoporus shoreae
Parihar, A. et al., 2018. Indoporus shoreae gen. et sp. nov. (Boletaceae) from tropical India. Cryptogamie, Mycologie. Available at: https://www.researchgate.net/publication/329917380_Indoporus_shoreae_gen_et_sp_nov_Boletaceae_from_tropical_India [Accessed January 24, 2019] 【R3-05887】2019/1/24投稿

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3行まとめ

インド、ジャールカンド州および西ベンガル州のサラノキ林で採集された菌を検討し、新属新種Indoporus shoreaeとして記載した。
本種はAfroboletus属菌やオニイグチ属菌などに形態的に類似し、イグチ科クレードに含まれたが、その他の属との系統関係は明らかにならなかった。
本種と形態的に類似する属との形質比較表を掲載した。
India, Jharkhand, Koderma district, Koderma Wildlife Sanctuary, near Chatarbar

(新種)

Indoporus shoreae A. Parihar, K. Das, Hembrom & Vizzini
語源…(属名)インドの孔(子実層托の形状から)/(種小名)サラノキ属の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Afroboletus spp.
傘表面に小鱗片を有する
子実層托の形態が類似している
本種と異なり担子胞子表面が平滑ではなく装飾を有する
Strobilomyces spp.
傘表面に小鱗片を有する
子実層托の形態が類似している
本種と異なり担子胞子表面が平滑ではなく装飾を有する
Porphyrellus spp.
傘の色が類似している
担子胞子表面が平滑
本種と異なり肉が帯赤灰色ではなく白色~淡色
本種と異なり肉が切断時に帯赤褐色~炭色に変色するのではなく青変または赤変する
Nigroboletus spp.
本種と異なりサラノキ林ではなくブナ科および針葉樹の林に生息する
本種と異なり傘が帯桃色
本種と異なり傘表面が小鱗片状ではなく平滑
本種と異なり柄が帯黄色~帯桃橙色
本種と異なり肉が帯赤灰色ではなく帯黄色
Tylopilus alboater(オオクロニガイグチ)
本種と異なりインドではなく北米などに分布する
本種と異なり子実体ががっしりとしている
本種より傘のサイズが大きい
本種より柄が長い
本種より担子胞子のサイズが小さい
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Tylopilus atronicotianus
本種と異なりインドではなく北米などに分布する
本種と異なり子実体ががっしりとしている
本種より傘のサイズが大きい
本種より柄が長い
本種より担子胞子が短い
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される