2023年5月13日 (仮訳)タイ産の新種Inocybe hopeaeおよび新産種Pseudosperma keralense Raghoonundon, B. et al., 2023. Inocybe hopeae sp. nov. and first record of Pseudosperma keralense (Inocybaceae) from Thailand. European Journal of Taxonomy. Available at: https://europeanjournaloftaxonomy.eu/index.php/ejt/article/view/2115 [Accessed May 13, 2023] 【R3-10599】2023/5/13投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ タイの熱帯林で採集された菌を検討し、Inocybe hopeaeとして新種記載した。 本種は子実体が中型で傘が赤褐色~褐色、襞が淡褐色~灰褐色、柄が淡褐色~濃褐色であり、基部に類白色の菌糸を伴うことなどで特徴づけられた。 また、タイ新産種として従来インドから知られていたPseudosperma keralenseを報告した。 Thailand, Chiang Rai Province, Mueang district, Mae Fah Luang University (新種) Inocybe hopeae Raghoonundon & Raspé 語源…Hopea属の 【よく似た種との区別】 Inocybe thailandica タイに分布する 子実体の形態が類似している tef1+nrLSU+rpb2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりHopea属ではなくシイ属樹木と関係を持つとみられる 本種より子実体のサイズが小さい 本種より傘のサイズが小さい 本種と異なり傘が帯褐橙色~褐色で縁部にかけて暗色なのではなく暗褐色で縁部にかけて淡褐色 本種と異なり柄が淡褐色で基部にかけて暗色なのではなく頂部にかけて暗い褐色 本種より肉が薄い 本種より担子器のサイズが小さい 本種ほど担子胞子のサイズの変異が大きくない 本種と異なり担子胞子のサイズが二峰性分布を示すという特徴を欠く 本種と異なり側シスチジアが縁シスチジアと異型ではなく同型 本種より縁シスチジアが短い 本種より柄シスチジアのサイズが小さい tef1+nrLSU+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (タイ新産種) Pseudosperma keralense (K.P.D. Latha & Manim.) Matheny & Esteve-Rav.