2016年5月9日 (仮訳)パキスタン、スワート産の新種Inocybe kohistanensis Jabeen, S. et al., 2016. Inocybe kohistanensis, a new species from Swat, Pakistan. Turkish Journal of Botany. … Available at: https://journals.tubitak.gov.tr/botany/abstract.htm?id=18510 [Accessed May 8, 2016]. 【R3-02908】2016/05/09投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ パキスタン、カイバル・パクトゥンクワ州のスワート地区において採集された菌を検討し、Inocybe kohistanensisとして新種記載した。 本種は傘が帯赤褐色で表面が繊維状、柄表面が粉状で基部が縁取りのある塊茎状、担子胞子が瘤状であることなどで特徴づけられた。 本種はITS領域に基づく分子系統解析でどのアセタケ属菌とも異なる系統を形成した。 Pakistan, Khyber Pakhtunkhwa Province, Swat district, Mashkun (新種) Inocybe kohistanensis S. Jabeen, I. Ahmad & A.N. Khalid 語源…コーイスタン産の 【よく似た種との区別】 Inocybe dunensis ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(配列類似度85%、同じMarginatae節Oblectabiles亜節クレードに含まれる) 本種と異なり傘の縁部が波打つ 本種と異なり柄の基部が顕著な塊茎状ではなく類塊茎状 本種と異なり担子胞子が球形~細長い異径ではなく類長方形 本種と異なり担子胞子の装飾が”Leiosporae節”と”Goniosporae節”の中間的形質を有する 本種と異なりITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Inocybe oblectabilis 担子胞子に瘤状装飾を有する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(同じMarginatae節Oblectabiles亜節クレードに含まれる) 本種と異なり傘が帯赤褐色~暗褐色ではなく鈍い帯赤褐色 本種と異なり柄が未熟時クリーム色~帯灰色、老成すると黄褐色~暗褐色なのではなく淡い帯赤褐色 本種と異なり担子胞子の瘤状装飾が小型 本種と異なり側シスチジアが紡錘形で短い柄を有する ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Inocybe pallida ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(同じMarginatae節Oblectabiles亜節クレードに含まれる) ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される