2022年2月24日 (仮訳)パキスタン産の新種Inocybe quercicola Khan, MB. et al., 2021. Inocybe quercicola sp. nov. (Agaricales, Inocybaceae), from Pakistan. Microbial Biosystems. Available at: https://mb.journals.ekb.eg/article_220372.html [Accessed February 24, 2022] 【R3-09269】2022/2/24投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ パキスタン、カイバル・パクトゥンクワ州の森林でコナラ属樹木に関連していた菌を検討し、Inocybe quercicolaとして新種記載した。 本種は子実体が中型で、傘が鐘形で放射状繊維紋をあらわし、襞が暗褐色、担子胞子がかなり小型、側シスチジアが縁シスチジアに似ているがより小さいことなどで特徴づけられた。 本種は系統的にI. fibrosoidesなど3種と姉妹群を形成したが、傘のサイズや襞の色、担子胞子のサイズや形状などが異なっていた。 Pakistan, Khyber Pakhtunkhwa province, Swat, Toa (新種) Inocybe quercicola A. Naseer, M.B. Khan & F. Aqdus 語源…コナラ属に生息する 【よく似た種との区別】 Inocybe fibrosoides ITSおよびnrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりパキスタンではなくスイスなどに分布する 本種より傘のサイズが大きい 本種と異なり襞が暗褐色ではなく帯灰白色~帯黄色 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種より担子胞子のQ値平均が大きい ITSおよびnrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Inocybe phaeosticta ITSおよびnrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりパキスタンではなく米国などに分布する 本種と形態的に異なる ITSおよびnrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Inocybe margaritispora ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種より傘のサイズが大きい 本種より担子胞子の幅が広い 本種と異なり縁シスチジアが側シスチジアより大きいのではなく側シスチジアが同一 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される