2015年8月20日 （仮訳）ブラジル・アマゾン産の新種Inonotus amazonicus、新組み合わせI. calcitratus、およびPhylloporia属の記録 Gomes-Silva, AC., Ryvarden, L. & Gibertoni, TB., 2013. Inonotus amazonicus sp. nov., I. calcitratus comb. nov. and notes on Phylloporia (Hymenochaetaceae, Agaricomycetes) from the Brazilian Amazonia. Mycoscience. Available at: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1340354012000198 [Accessed August 19, 2015]. 【R3-02117】2015/08/20投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ ブラジル、マットグロッソ州で34年前に採集された標本を検討し、新種Inonotus amazonicusを記載した。 本種は実質に巨大な剛毛を多数有し、肉が2層からなり、永続性で圧着する暗褐色の毛被を有する点などで特徴づけられた。 また、新組み合わせI. calcitratusを提唱し、I. luteoumbrinusなど4種を各州の新産種として報告した。 Brazil, Mato Grosso, Aripuanã （新種） Inonotus amazonicus Gomes-Silva, Ryvarden & Gibertoni 語源…アマゾンの 【よく似た種との区別】 Inonotus pseudoglomeratus 広葉樹を宿主とする 本種と異なりブラジルではなくベネズエラおよびベリーズに分布する 本種と異なり傘に顕著な中丘を有する 本種と異なり傘表面が毛被に覆われるのではなく無毛 本種より剛毛菌糸がずっと細長い Inonotus compositus 子実体が傘状 子実層に剛毛を欠く 担子胞子が帯黄色 実質に剛毛を有する 菌糸構成が1菌糸型 本種より孔口のサイズが大きい 本種と異なり肉が2層からなるのではなく同質 本種と異なり担子胞子が楕円形 （新組み合わせ） Inonotus calcitratus (Berk. & M.A. Curtis) Gomes-Silva & Gibertoni 旧名：Polyporus calcitratus Berk. & M.A. Curtis （ロライマ州新産種） Inonotus luteoumbrinus (Romell) Ryvarden （アマゾナス州新産種） Phylloporia chrysites (Berk.) Ryvarden 【よく似た種との区別】 Phellinus weberiana 本種と異なり傘が暗褐色 本種と異なり傘に環紋を有する 本種より担子胞子のサイズが大きい Phylloporia frutica 本種より孔口のサイズが大きい 本種と異なり肉が2層からなる （ロンドニア州新産種） Phylloporia pectinata (Klotzsch) Ryvarden 【よく似た種との区別】 Phylloporia ephedrae 本種より孔口のサイズが大きい （ロンドニア州新産種） Phylloporia spathulata (Hook.) Ryvarden 【よく似た種との区別】 Phylloporia veracrucis 本種より担子胞子のサイズが大きい