(仮訳)中国四川省においてPhyllostachys heterocladaに生じた新種Arthrinium phyllostachium
Yang, C-L. et al., 2019. Introducing Arthrinium phyllostachium sp. nov. (Apiosporaceae, Xylariales) on Phyllostachys heteroclada from Sichuan Province, China. Phytotaxa. Available at: https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.406.2.2 [Accessed September 30, 2020] 【R3-07734】2020/9/30投稿

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3行まとめ

中国四川省においてマダケ属の腐朽稈に生じた菌を検討し、Arthrinium phyllostachiumとして新種記載した。
本種は無性世代のみが知られ、分生子殻が単室で溝状の開口部を有し、分生子形成細胞が全出芽型、分生子がオリーブ色~暗褐色で縦方向の発芽溝を有することなどで特徴づけられた。
また、同種のタケに見出された菌を形態および分子データを基に四川省新産種のA. yunnanumと同定した。
中国四川省雅安市雨城区晏場鎮

(新種)

Arthrinium phyllostachium C.L. Yang, X.L. Xu & K.D. Hyde
語源…マダケ属の
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【よく似た種との区別】
Arthrinium thailandicum
アジアに分布する
タケの枯稈に生じる
分生子のサイズが類似している
分生子がレンズ形、球形~類球形
ITS+nrLSU+TUB2+TEF1-αに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり中国ではなくタイなどに分布する
本種より分生子形成細胞が短い
本種より分生子形成細胞の幅が広い
本種と異なり分生子がオリーブ色~暗褐色でない
ITS+nrLSU+TUB2+TEF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(四川省新産種)

Arthrinium yunnanum D.Q. Dai & K.D. Hyde
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