(仮訳)形態および分子データに基づく南米産の新種Kavinia chacoserrana
Robledo, GL. & Urcelay, C. 2017. Kavinia chacoserrana sp. nov. (Gomphales, Basidiomycota): a new species from South America based on morphological and molecular data. Mycosphere. Available at: http://mycosphere.org/pdf/Mycosphere_8_6_3.pdf [Accessed October 10, 2017].
【R3-04470】2017/10/10投稿

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3行まとめ

アルゼンチンにおいて落枝に発生した菌を検討し、Kavinia chacoserranaとして新種記載した。
本種は子実体が背着生で、子実層面が白色~淡い帯黄色の針状で、担子胞子が紡錘形~円筒形であることなどで特徴づけられた。
分子系統解析の結果から、K. alboviridisが少なくとも異なる2種からなる種複合体であることを示した。
Argentina, Córdoba, Dpto. San Alberto, Los Hornillos

(新種)

Kavinia chacoserrana Robledo & Urcelay
語源…チャコセラーノの
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Kavinia alboviridis
担子胞子が紡錘形のことがある
担子胞子表面が疣状
担子胞子がコットンブルー染色性
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりアルゼンチンではなくヨーロッパ、北米など北半球および南半球の両方に広く分布する
本種と異なり子実層面が白色~淡い帯黄色ではなく典型的にはオリーブ色
本種より担子胞子が短い
本種より担子胞子の幅が広い
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される