2016年12月13日 (仮訳)サルデーニャ島のマスティックの根圏から分離された二倍体ホモタリックの子嚢菌酵母の新種、Kazachstania ichnusensis Cardinali, G. et al., 2012. Kazachstania ichnusensis sp. nov., a diploid homothallic ascomycetous yeast from Sardinian lentisk rhizosphere. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. … Available at: http://ijs.microbiologyresearch.org/content/journal/ijsem/10.1099/ijs.0.032243-0 [Accessed December 12, 2016]. 【R3-03561】2016/12/13投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ イタリア、サルデーニャ島においてマスティックの根圏から分離された酵母の一種を検討し、Kazachstania ichnusensisとして新種記載した。 本種は同一のクレードに属する他種とは、D-グルコノ-1,5-ラクトンを資化可能であるなど独自の資化プロファイルを有することなどで区別された。 単胞子由来のコロニーで胞子形成を認めたことから、本種がホモタリックであることが示唆された。 Sardinia, near the Piscinas dunes (新種) Kazachstania ichnusensis G. Cardinali, L. Antonielli, L. Corte, L. Roscini, A. Bagnetti, C. Pelliccia & G. Puddu 語源…イクヌーザ(サルデーニャ島の古名)産の 【よく似た種との区別】 Kazachstania siamensis 土壌から分離される D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりスクロースを発酵不能 本種と異なりα,α-トレハロースを資化可能 本種と異なりスクロース、グリセロール、D-グルコノ-1,5-ラクトンを資化不能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Kazachstania aquatica D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりスクロースを発酵不能 本種と異なりα,α-トレハロースを資化可能 本種と異なりスクロース、グリセロールを資化不能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Kazachstania africana D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりスクロースを発酵不能 本種と異なりスクロース、グリセロール、D-グルコノ-1,5-ラクトンを資化不能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Kazachstania barnettii D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりα,α-トレハロースを発酵可能 本種と異なりα,α-トレハロース、ラフィノースを資化可能 本種と異なりグリセロールを資化不能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Kazachstania exigua D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりα,α-トレハロースを発酵可能 本種と異なりα,α-トレハロース、ラフィノースを資化可能 本種と異なりグリセロールを資化不能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Kazachstania yakushimaensis D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりスクロースを発酵不能 本種と異なりエチルアミンを資化可能 本種と異なりスクロース、グリセロール、D-グルコノ-1,5-ラクトンを資化不能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Kazachstania naganishii D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりラフィノース、エチルアミンを資化可能 本種と異なりグリセロールを資化不能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Kazachstania gamospora D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりラフィノース、イヌリン、エチルアミンを資化可能 本種と異なりD-ガラクトースを資化不能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Kazachstania zonata 根圏から分離される D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりラフィノース、イヌリン、エチルアミンを資化可能 本種と異なりD-ガラクトース、D-グルコノ-1,5-ラクトンを資化不能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Kazachstania pintolopesii D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりスクロースを発酵不能 本種と異なりD-ガラクトース、スクロース、グリセロール、D-グルコノ-1,5-ラクトンを資化不能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Kazachstania hellenica D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりα,α-トレハロース、ラフィノース、イヌリン、エチルアミンを資化可能 本種と異なりグリセロールを資化不能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される