2021年12月11日 (仮訳)タイにおいて森林土壌から分離された子嚢菌酵母の新種Kazachstania siamensis Limtong, S. et al., 2007. Kazachstania siamensis sp. nov., an ascomycetous yeast species from forest soil in Thailand. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. Available at: https://www.microbiologyresearch.org/content/journal/ijsem/10.1099/ijs.0.64539-0 [Accessed December 11, 2021] 【R3-09045】2021/12/11投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ タイ、ナコーンラーチャシーマー県において混交林の土壌から分離された酵母の一種を検討し、Kazachstania siamensisとして新種記載した。 本種は子嚢が単細胞性で、子嚢胞子が球形であり、グルコースを発酵し、ジアゾニウムブルーBおよびウレアーゼ試験陰性であることなどで特徴づけられた。 本種は分子系統解析でK. aquaticaに近縁であったが、炭素源・窒素源の資化能や40°Cでの生育可能性などが異なっていた。 Amphoe Wang Nam Khiao, Nakhon Ratchasima Province, Thailand (新種) Kazachstania siamensis Limtong, Yongman., Tun, H. Kawas. & T. Seki 語源…シャム(タイ)産の 【よく似た種との区別】 Kazachstania aquatica ビタミン要求性を有する ウレアーゼ試験陰性 ジアゾニウムブルーB陰性 D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりエタノール、エチルアミン塩酸塩、L-リシン塩酸塩、カダベリンを資化可能 本種と異なり40°Cで生育不能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される