(仮訳)新種Kirschsteiniothelia arasbaranicaおよびキルシュシュタイニオテリア科の修正
Mehrabi, M., Hemmati, R. & Asgari, B. 2017. Kirschsteiniothelia arasbaranica sp. nov., and an emendation of the Kirschsteiniotheliaceae. Cryptogamie, Mycologie. Available at: https://doi.org/10.7872/crym/v38.iss1.2017.13 [Accessed July 9, 2019] 【R3-06384】2019/7/9投稿

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3行まとめ

イランにおいてコナラ属樹木の枯枝に生じた菌を検討し、Kirschsteiniothelia arasbaranicaとして新種記載した。
本種は子嚢が円筒状棍棒形で8胞子性、子嚢胞子が狭楕円形~広楕円形で1隔壁を有し、顕著な粘液質の鞘に包まれることなどで特徴づけられ、アナモルフは形成しなかった。
また、キルシュシュタイニオテリア科の科概念を修正し、20種を含む検索表を掲載した。
Iran, East Azerbaijan province, Arasbaran forests

(新種)

Kirschsteiniothelia arasbaranica Mehrabi, R. Hemmati & Asgari
語源…アラスバラン産の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Kirschsteiniothelia dolioloides
子嚢果が有限生長する
子嚢果に孔口を有する
子嚢胞子のサイズが類似している
子嚢胞子の隔壁の形態が類似している
アナモルフを欠く
本種より子嚢の幅が狭い
本種と異なり子嚢胞子が楕円形で頂部が丸いという特徴を欠く
本種と異なり子嚢胞子が粘液質の鞘に包まれない
Kirschsteiniothelia thujina
子嚢果が有限生長する
子嚢果に孔口を有する
子嚢胞子のサイズが類似している
子嚢胞子の隔壁の形態が類似している
アナモルフを欠く
ITS+nrLSU+nrSSUに基づく分子系統解析で近縁
本種より子嚢の幅が狭い
本種と異なり子嚢胞子が楕円形で頂部が丸いという特徴を欠く
本種と異なり子嚢胞子が粘液質の鞘に包まれない
ITS+nrLSU+nrSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される