(仮訳)ヨーロッパ新産種、Kirschsteiniothelia thujina
Zhang, Y. & Fournier, J., 2015. Kirschsteiniothelia thujina (Peck) D. Hawksw. (Kirschsteiniotheliaceae), reported from Europe for the first time. Ascomycete.org. Available at: https://www.researchgate.net/publication/272175915_ZHANG_Y_FOURNIER_J_2015_Kirschsteiniothelia_thujina_Peck_D_Hawksw_Kirschsteiniotheliaceae_reported_from_Europe_for_the_first_time_Ascomyceteorg_7_1_31-37 [Accessed November 16, 2017].
【R3-04583】2017/11/17投稿

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3行まとめ

フランスおよびスペインのピレネー山脈においてAbies albaの枝や幹に繰り返し発生した菌を検討し、Kirschsteiniothelia thujinaと同定した。
本種は材の深部を帯灰青色に変色させる性質を有していた。
ヨーロッパ産の標本は子嚢胞子が北米産のものより常に短く、異なる分類群である可能性も否定できなかった。

(ヨーロッパ、フランス、スペイン新産種)

Kirschsteiniothelia thujina (Peck) D. Hawksw.
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【よく似た種との区別】
Kirschsteiniothelia aethiops
ITS+nrLSU+nrSSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり針葉樹に特異的に生じるという特徴を欠く
本種と異なり材を常に帯灰青色に変色させるという特徴を欠く
本種より子嚢のサイズが小さい
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
ITS+nrLSU+nrSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Kirschsteiniothelia lignicola
ITS+nrLSU+nrSSUに基づく分子系統解析で近縁
ITS+nrLSU+nrSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Kirschsteiniothelia emarceis
本種と異なり子嚢果表面に疎らな毛を有する
ITS+nrLSU+nrSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される