(仮訳)メキシコ産タバコウロコタケ科菌類 (2):Phellinus属の知見に乏しい種
Valenzuela, R., Raymundo, T. & Cifuentes, J. 2005. La Familia Hymenochaetaceae en México II. Especies poco conocidas del género Phellinus. Revista Mexicana de Micología. Available at: https://www.redalyc.org/articulo.oa?id=88302003 [Accessed June 1, 2021] 【R3-08465】2021/6/1投稿

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3行まとめ

メキシコからPhellinus chrysolomaなど知見に乏しい4種のPhellinus属菌を報告した。
そのうちP. hartigiiP. pullusをメキシコ新産種として報告した。
各種について記載文、顕微鏡的形質のスケッチのほか、生息環境、類似種との相違点などを掲載した。

(その他掲載種)

Phellinus chrysoloma (Fries) Donk
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【よく似た種との区別】
Phellinus pini
本種より子実体が通常厚い
本種と異なり子実体が蹄状になることがある
本種と異なり肉と毛被が黒い線で隔てられるという特徴を欠く
本種より剛毛が長い

(メキシコ新産種)

Phellinus hartigii (Allescher & Schnabl) Patouillard
モミサルノコシカケ
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【よく似た種との区別】
Phellinus punctatus(ミヤマチャアナタケ)
同じモミ属植物に生じる
本種と異なり子実体が半背着生ではなく背着生で基質に強く固着する

(メキシコ新産種)

Phellinus pullus (Mont. & Berk.) Ryvarden
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(その他掲載種)

Phellinus torulosus (Persoon) Bourdot & Galzin
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【よく似た種との区別】
Phellinus nigrolimitatus(エゾノハスグサレタケ)
肉眼的形態が類似している
本種より担子胞子が長い
本種より担子胞子の幅が狭い
本種と異なり担子胞子が類球形~楕円形ではなく円筒形
本種より剛毛のサイズが大きい