(仮訳)バハマ諸島のマングローブ地域に産した子嚢菌酵母の新種、Lachancea meyersii
Fell, JW., Statzell-Tallman, A. & Kurtzman, CP. 2004. Lachancea meyersii sp. nov., an ascosporogenous yeast from mangrove regions in the Bahama Islands. Studies in Mycology. Available at: https://www.studiesinmycology.org/sim/Sim50/034-Lachancea_meyersii_sp._nov.,_an_ascosporogenous_yeast_from_mangrove_regions_in_the_Bahama_Islands.pdf [Accessed March 4, 2020] 【R3-07104】2020/3/4投稿

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3行まとめ

バハマ諸島のマングローブ林において様々な場所の水から分離された酵母の一種を検討し、Lachancea meyersiiとして新種記載した。
本種はホモタリックで子嚢胞子が球形、マルトースを資化可能である一方、ガラクトースを資化不能であることなどで特徴づけられた。
本種はLachancea属初の海生菌であり、分子系統解析では独自の系統を形成した。
Mangrove Cay, Bahama Islands

(新種)

Lachancea meyersii Fell, Statzell & Kurtzman
語源…Samuel P. Meyers教授に献名
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Lachancea thermotolerans
バハマに分布する
D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり海水ではなくサボテンなどから分離される
本種と異なりD-ガラクトースを資化可能
D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Lachancea waltii
D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり海水から分離されるという特徴を欠く
本種と異なりマルトース、トレハロース、δ-メチル-D-グルコシドを資化不能
D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Lachancea cidri
D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり海水から分離されるという特徴を欠く
本種と異なりD-ガラクトース、コハク酸、DL-乳酸を資化可能
本種と異なりメレジトースを資化不能
D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Lachancea fermentati
D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり海水から分離されるという特徴を欠く
本種と異なりD-ガラクトース、コハク酸、DL-乳酸を資化可能
D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Lachancea kluyveri
D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり海水から分離されるという特徴を欠く
本種と異なりD-ガラクトース、DL-乳酸を資化可能
D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される