(仮訳)カシャッサの発酵過程において分離された子嚢菌酵母の新種、Lachancea mirantina
Pereira, LF. et al., 2011. Lachancea mirantina sp. nov., an ascomycetous yeast isolated from the cachaça fermentation process. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. … Available at: http://ijs.microbiologyresearch.org/content/journal/ijsem/10.1099/ijs.0.020008-0 [Accessed June 22, 2016].
【R3-03041】2016/06/22投稿

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3行まとめ

ブラジルの蒸留酒、カシャッサの発酵過程において分離された酵母の一種を検討し、Lachancea mirantinaとして新種記載した。
本種はD1/D2領域に基づく系統解析でL. cidriおよびL. fermentatiと近縁であることが示されたが、生理的特性が顕著に異なっていた。
本種は低N/C比の培地で2日間培養したのち、球形の子嚢胞子を1-4つ含む子嚢を形成した。
Paudalho, Pernambuco State, Brazil

(新種)

Lachancea mirantina Pereira, Costa, Brasileiro, Rosa & Morais
語源…本種が分離された蒸留酒製造所の名称(Mirante da Cachaça)から
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Lachancea cidri
リシンを資化不能
D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁
D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
ITS領域の塩基配列が異なる(類似度93%、2%のgaps)
Lachancea fermentati
D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁
D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(17/493塩基[3.5%]の差異)
ITS領域の塩基配列が異なる(類似度94%、4%のgaps)
EF1-αの塩基配列が異なる(類似度94%、gapなし)
Lachancea thermotolerans
D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁
D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
ITS領域の塩基配列が異なる(類似度93%、2%のgaps)