(仮訳)クマオン・ヒマラヤ産Lactarius属菌 (1):Russularia亜属の新種
Das, K., Sharma, JR. & Montoya, L. 2004. Lactarius (Russulaceae) in Kumaon Himalaya. 1. New species of subgenus Russularia. Fungal Diversity. Available at: https://www.fungaldiversity.org/fdp/sfdp/16-11.pdf [Accessed October 6, 2021] 【R3-08847】2021/10/6投稿

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3行まとめ

インド、ウッタラーカンド州からLactarius sanjappaeL. mukteswaricus、およびL. verbekenaeの3新種を記載した。
これらの新種は温帯~亜熱帯落葉樹林においてコナラ属樹木と関係を持ち、いずれもRussularia亜属に含まれた。
本報告によりインド産の既知の本属菌は72種に増加した。
India, Uttaranchal, Nainital, Mukteswar

(新種)

Lactarius sanjappae K. Das, J.R. Sharma & Montoya
語源…植物分類学者のM. Sanjappa氏に献名
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India, Uttaranchal, Nainital, Mukteswar

(新種)

Lactarius mukteswaricus K. Das, J.R. Sharma & Montoya
語源…ムクテーシュワルの
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【よく似た種との区別】
Lactarius camphoratus(ニセヒメチチタケ)
本種と異なりインドではなくベルギー、スペインなどに分布する
本種と異なり襞の間隔が密
本種と異なり子実体に新鮮時スパイシーな臭いが特にないのではなくある
本種と異なり担子胞子の装飾が孤立した疣および隆起からなり、時に丈の低い帯で接続するが完全な網目はなさない
India, Uttaranchal, Nainital, Mukteswar

(新種)

Lactarius verbekenae K. Das, J.R. Sharma & Montoya
語源…A. Verbeken氏に献名
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【よく似た種との区別】
Lactarius fragilis
肉眼的形態が類似している
本種と異なりインドではなく米国などに分布する
本種より子実体のサイズが小さい
本種と異なり襞がトウモロコシ黄色
本種と異なり乳液に粘性があるのではなく水っぽい
本種と異なり担子胞子の装飾が網状