2023年4月20日 (仮訳)中国の中部および南部に産した広範に分布する食用きのこの新種、Lactarius vividus Wang, X-H., Nuytinck, J. & Verbeken, A. 2015. Lactarius vividus sp. nov. (Russulaceae, Russulales), a widely distributed edible mushroom in central and southern China. Phytotaxa. Available at: http://dx.doi.org/10.11646/phytotaxa.231.1.6 [Accessed April 20, 2023] 【R3-10528】2023/4/20投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国中部~南部の広範な地域で採集される橙色の乳液を含む食用きのこの一種を検討し、Lactarius vividusとして新種記載した。 本種はDeliciosi節に含まれ、4種のマツと関係を持ち、襞が鮮やかな色でやや疎~疎、担子胞子に豊富な装飾を有することなどで特徴づけられた。 本種は種内変異が非常に大きく、同節の橙色の他種との形態による識別は困難であるが、ITSおよびgpdが本種の識別に有用なDNAマーカーであることを示した。 中国湖北省黄岡市英山県桃花沖森林公園 (新種) Lactarius vividus X.H. Wang, Nuytinck & Verbeken 語源…鮮やかな(襞の色から) 【よく似た種との区別】 Lactarius akahatsu(アカハツ) 中国に分布する 形態的に類似している(本種に誤同定されてきたと考えられる) ITSおよびgpdに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり日本、タイにおける分布が知られている 本種と異なり襞が比較的厚いという特徴を欠く 本種と異なり襞の間隔がやや疎~疎ではなく密である ITSおよびgpdに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Lactarius deliciosus 中国に分布する 形態的に類似している(本種に誤同定されてきたと考えられる) ITSおよびgpdに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりイタリアにおける分布が知られている 本種と異なり襞が比較的厚いという特徴を欠く 本種と異なり襞の間隔がやや疎~疎ではなく密である ITSおよびgpdに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Lactarius salmonicolor 形態的に類似している(本種に誤同定されてきた) 本種と異なり中国ではなくベルギー、フランスなどに分布する