(仮訳)ギニア-コンゴ熱帯雨林産の新種、Lactifluus bicapillus
De Crop, E. et al., 2019. Lactifluus bicapillus (Russulales, Russulaceae), a new species from the Guineo-Congolian rainforest. MycoKeys. Available at: https://mycokeys.pensoft.net/article/29964/ [Accessed November 26, 2019] 【R3-06805】2019/11/26投稿

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3行まとめ

カメルーンの熱帯雨林で採集された菌を検討し、Lactifluus bicapillusとして新種記載した。
本種は傘が帯黄橙色~暗赤色、襞が黄色、柄が傘と同色またはやや淡色、乳液が白色で変色せず、傘表皮に2型の末端細胞を有することなどで特徴づけられた。
形態形質および分子系統解析の結果からは、本種がXerampelini節に含まれることが示された。
Cameroon, East Region, Haut-Nyong division, Somalomo subdivision, Dja Biosphere Reserve

(新種)

Lactifluus bicapillus Lescroart & De Crop
語源…2つの毛の(傘表皮および柄表皮に2型の末端細胞を有することから)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Lactifluus xerampelinus
アフリカに分布する
同じXerampelini節に含まれる
担子器が長い
担子器の形状が細長い
シスチジアを欠く
側偽シスチジアを有することがある
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりカメルーンおよびガボンではなくタンザニアなどに分布する
本種と異なり襞縁部に稔性を欠く
本種と異なり傘表皮の末端細胞が頂部付近で細まるという特徴を欠く
本種と異なり傘表皮に厚壁の末端細胞を欠く
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される