(仮訳)タバコウロコタケ目に含まれるコウヤクタケ類の新属Lawrynomyces
Karasiński, D., 2013. Lawrynomyces, a new genus of corticioid fungi in the Hymenochaetales. Acta Mycologica. Available at: https://pbsociety.org.pl/journals/index.php/am/article/view/am.2013.001 [Accessed January 27, 2014].
【R3-00324】2014/01/27投稿

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3行まとめ

ヨーロッパで針葉樹の腐朽材に見られるHyphoderma capitatumに対して、新属Lawrynomycesを提唱した。
分子系統解析を行った複数の先行研究の結果が、H. capitatumを含む数種がHyphoderma属クレードに含まれないことを示唆していた。
それらの先行研究と本論文で行った形態観察の結果を合わせて、新属提唱を行った。

(新組み合わせ)

Lawrynomyces capitatus (J. Erikss. & A. Strid) Karasi?ski
語源…ポーランドの菌学者Ławrynowiczに献名/頭状の
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【よく似た種との区別】
Peniophorella spp.
本種と異なり担子器が柄を持つ類壺形でない
本種と異なり担子胞子が僅かに厚壁にならない
本種と異なりエキノシストを持つ
本種と異なりステファノシストを持つ
本種と異なりクランプを持つ
分子系統解析で明瞭に区別される
Hyphoderma orphanellum
担子器の形状が類似している
シスチジアの形状が類似している
分子系統解析で近縁
本種と異なり担子胞子が僅かに厚壁にならず薄壁
本種と異なりハイフィディアに付着物を伴う
本種と異なりクランプを持つ
本種と異なり菌糸層が密に凝集する
Hyphoderma spp.
担子器の形状が類似している
本種と異なり担子器に柄を持たない
分子系統解析で明瞭に区別される