(仮訳)葉のリターに生息する腐生性ディディメラ科菌類:新種Leptosphaerulina longifloriおよびダイオウヤシから新たに見出されたDidymella sinensis
Tennakoon, DS. et al., 2019. Leaf litter saprobic Didymellaceae (Dothideomycetes): Leptosphaerulina longiflori sp., nov. and Didymella sinensis, a new record from Roystonea regia. Asian Journal of Mycology. Available at: http://www.asianjournalofmycology.org/pdf/AJOM_2_1_3.pdf [Accessed May 4, 2019] 【R3-06186】2019/5/4投稿

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3行まとめ

台湾嘉義県においてLilium longiflorumの葉に生じた菌を検討し、Leptosphaerulina longifloriとして新種記載した。
本種はユリ科植物を宿主とする初の本属菌であり、近縁種とは子嚢果、子嚢、子嚢胞子のサイズなどが異なっていた。
また、Didymella sinensisの新基質としてダイオウヤシの枯れ葉を報告した。
台湾嘉義県番路郷大湖

(新種)

Leptosphaerulina longiflori Tennakoon, C.H. Kuo & K.D. Hyde
語源…Lilium longiflorum
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【よく似た種との区別】
Leptosphaerulina saccharicola
nrLSU+ITS+RPB2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりLilium longiflorumではなくサトウキビを宿主とする
本種と異なり枯れ葉ではなく生葉に発生する
本種より子嚢果のサイズが大きい
本種より子嚢のサイズが大きい
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が縦1-2、横3-4ではなく縦0-2、横4
nrLSU+ITS+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(その他掲載種)

Didymella sinensis Qian Chen, Crous & L. Cai
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