2020年5月31日 (仮訳)雲南省保山に産した新種、Lecanicillium subprimulinum Huang, S-K. et al., 2018. Lecanicillium subprimulinum (Cordycipitaceae, Hypocreales), a novel species from Baoshan, Yunnan. Phytotaxa. Available at: https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.348.2.4 [Accessed May 31, 2020] 【R3-07367】2020/5/31投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国雲南省の小川において水中に沈んだ材に生じた菌を検討し、Lecanicillium subprimulinumとして新種記載した。 本種は菌糸が無色で分生子柄を生じ、フィアライドが細い針状でスライム状の分生子塊を形成し、分生子が卵状~楕円形、無隔壁であることなどで特徴づけられた。 本種は日本の土壌から分離されたL. primulinumとは形態的・系統的に異なっていた。 中国雲南省保山市 (新種) Lecanicillium subprimulinum S.K. Huang & K.D. Hyde 語源…Lecanicillium primulinum類似/浅黄蘗色の 【よく似た種との区別】 Lecanicillium primulinum 東アジアに分布する 分生子が単細胞 nrLSU+nrSSU+tef1-α+ITSに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり中国ではなく日本などに分布する 本種と異なり水中の材ではなく土壌から分離される 本種と異なり分生子がフィアライド頂部で塊をなすという特徴を欠く 本種より分生子のサイズが小さい 本種と異なり分生子が卵状~楕円形ではなく類球形または楕円形~円筒形 nrLSU+nrSSU+tef1-α+ITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される