(仮訳)スカンジナビア新産のマツ特異的な地衣、Lecidea subhumida Vain.
Holien, H. & Palice, Z. 2018. Lecidea subhumida Vain., a pine wood specialist new to Scandinavia. Graphis Scripta. Available at: https://nordopen.nord.no/nord-xmlui/bitstream/handle/11250/2589847/Holien.pdf [Accessed February 17, 2020] 【R3-07055】2020/2/17投稿

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3行まとめ

ノルウェーの森林においてマツに生じたLecidea subhumidaをスカンジナビア新産種として報告した。
本種は従来フィンランドおよびロシアのみから知られていた。
ノルウェー産の標本をフィンランド産のタイプ標本と比較したほか、子嚢の顕微鏡観察から本種がゴイシゴケ属にもツブミイボゴケ属にも含まれないことを確かめた。

(スカンジナビア、ノルウェー新産種)

Lecidea subhumida Vain.
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【よく似た種との区別】
Japewia tornoensis
肉眼的形態が非常に類似している
本種より子嚢胞子のサイズがずっと大きい
本種と異なり子嚢胞子が卵状、楕円形~広楕円形ではなく広楕円形
本種と異なり子嚢胞子が厚壁
Lecidea humida
地衣体が帯灰色
地衣体が小粒状
子器が赤褐色
子器が凸形
本種と異なり樹上生ではなく地上生である
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
本種よりゴニオシストのサイズが大きい
本種と異なり共生藻がネンジュモ目のシアノバクテリアである
Lecanora phaeostigma
地衣体の形状が類似していることがある(極端な場合)
本種と異なり地衣体が灰色を帯びない
本種と異なり子嚢がFuscidea型である
本種と子嚢胞子のサイズが異なる
本種と異なり子嚢胞子が卵状、楕円形~広楕円形でない