2019年3月20日 （仮訳）米国カリフォルニア州産キツネノカラカサ類 (4)：Lepiota fumosifoliaおよびL. petasiformisのタイプスタディ Vellinga, EC. 2006. Lepiotaceous fungi in California, U.S.A. – 4. Type studies of Lepiota fumosifolia and L. petasiformis. Mycotaxon. Available at: https://www.researchgate.net/publication/293076259_Lepiotaceous_fungi_in_California_USA_-_4_Type_studies_of_Lepiota_fumosifolia_and_L_petasiformis [Accessed March 20, 2019]. 【R3-06051】2019/3/20投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ 米国カリフォルニア州で採集されたLepiota fumosifoliaおよびL. petasiformisのタイプ標本を検討した。 Cystolepiota fumosifolia、C. oregonensis、およびC. petasiformisの3新組み合わせを提唱した。 北米西部産のCystolepiota属全種の検索表を掲載した。 （新組み合わせ） Cystolepiota fumosifolia (Murrill) Vellinga 旧名：Lepiota fumosifolia Murrill 【よく似た種との区別】 Cystolepiota petasiformis 米国西部に分布する 本種と異なり傘が凸形ではなくしばしば円錐形 本種と異なり襞が乾燥時煙色ではなくクリーム色 本種と異なり担子胞子表面が平滑ではなく微細な疣状 本種と異なり側シスチジアを欠く 本種と異なり縁シスチジアを欠く 本種と異なり傘表面被膜の細胞が球形ではなく長形で不規則な形状 本種と異なり菌糸にクランプを欠く Cystolepiota oregonensis 米国西部に分布する 形態的に類似している（混同のおそれがある） 傘表面が被膜に覆われる 担子胞子のサイズが同一 担子胞子の形状が同一 担子胞子表面が平滑 縁シスチジアのサイズが同一 縁シスチジアの形状が同一 縁シスチジアに黄色の内容物を含むことがある 縁シスチジアに黄色の滲出物を伴うことがある 菌糸にクランプを有する 本種と異なり米国カリフォルニア州における分布が知られていない 本種より子実体のサイズが小さい 本種と異なり子実体が老成すると灰黄色ではなくさび褐色になる 本種と異なり側シスチジアを欠く （新組み合わせ） Cystolepiota oregonensis (H.V. Sm.) Vellinga 旧名：Lepiota oregonensis H.V. Sm. 【よく似た種との区別】 Cystolepiota fumosifolia 米国西部に分布する 形態的に類似している（混同のおそれがある） 傘表面が被膜に覆われる 担子胞子のサイズが同一 担子胞子の形状が同一 担子胞子表面が平滑 縁シスチジアのサイズが同一 縁シスチジアの形状が同一 縁シスチジアに黄色の内容物を含むことがある 縁シスチジアに黄色の滲出物を伴うことがある 菌糸にクランプを有する 本種と異なり米国カリフォルニア州における分布が知られている 本種より子実体のサイズが大きい 本種と異なり子実体が老成するとさび褐色ではなく灰黄色になる 本種と異なり側シスチジアを有する （新組み合わせ） Cystolepiota petasiformis (Murrill) Vellinga 旧名：Lepiota petasiformis Murrill 【よく似た種との区別】 Cystolepiota fumosifolia 米国西部に分布する 本種と異なり傘がしばしば円錐形ではなく凸形 本種と異なり襞が乾燥時クリーム色ではなく煙色 本種と異なり担子胞子表面が微細な疣状ではなく平滑 本種と異なり側シスチジアを有する 本種と異なり縁シスチジアを有する 本種と異なり傘表面被膜の細胞が長形で不規則な形状なのではなく球形 本種と異なり菌糸にクランプを有する