2020年2月28日 （仮訳）パキスタン、カイバル・パクトゥンクワ州産の新種Leucoagaricus brunneus Ullah, Z. et al., 2019. Leucoagaricus brunneus sp. nov. from Khyber Pakhtunkhwa, Pakistan. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2020/00000134/00000004/art00003 [Accessed February 28, 2020] 【R3-07089】2020/2/28投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ パキスタン、カイバル・パクトゥンクワ州の森林で採集された菌を検討し、Leucoagaricus brunneusとして新種記載した。 本種は傘が暗褐色で放射状条線を有し、担子胞子が長形～円筒形で、縁シスチジアに結晶を伴わないことなどで特徴づけられた。 本種は分子系統解析でRubrotincti節クレードに含まれた。 Pakistan, Khyber Pakhtunkhwa Province, Swat district, Lower Shawar （新種） Leucoagaricus brunneus Z. Ullah, Jabeen & Khalid 語源…褐色の（傘表面の繊維の色から） 【よく似た種との区別】 Leucoagaricus truncatus ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりパキスタンではなく中国などに分布する 本種より子実体のサイズが大きい 本種と異なり傘表面が平滑で光沢を有し、褐色の条線をあらわすのではなく橙白色～灰橙色の糠状の小鱗片を有する 本種より担子胞子が短い 本種より担子胞子の幅が広い 本種と異なり担子胞子が長形～円筒形ではなく広卵状および広扁桃形 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Leucoagaricus purpureolilacinus ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりパキスタンではなくイタリア、オランダなどに分布する 本種と異なり傘が帯桃褐色 本種と異なり縁シスチジアに結晶を伴う ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Leucoagaricus serenus（ヒカゲシロキツネガサ） 本種と異なり子実体が類白色 本種と異なり傘の中丘が暗褐色ではなく白色～クリーム色 本種と異なり傘縁部に明瞭な条線を有する 本種と異なり担子胞子が長形～円筒形ではなく卵状および広扁桃形 Leucoagaricus crystallifer 本種と異なりパキスタンではなくドイツ、スペインなどに分布する 本種と異なり子実体が類白色 本種と異なり傘の中丘が暗褐色ではなく白色～クリーム色 本種と異なり傘縁部に明瞭な条線を有する 本種と異なり担子胞子が長形～円筒形ではなく卵状および広扁桃形 本種と異なり縁シスチジアに結晶を伴う ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Leucoagaricus asiaticus パキスタンに分布する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり担子胞子が長形～円筒形ではなく楕円形～長楕円形 本種と異なり縁シスチジア頂部に結晶を伴う ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される