2018年6月20日 (仮訳)ラオス人民民主共和国産の帯黄緑色の新種、Leucoagaricus houaynhangensis Sysouphanthong, P. et al., 2018. Leucoagaricus houaynhangensis (Agaricaceae), A New Yellowish-green Species from Lao People’s Democratic Republic. Chiang Mai Journal of Science. Available at: https://www.researchgate.net/profile/Chatmongkon_Suwannapoom/publication/325658069_Leucoagaricus_houaynhangensis_Agaricaceae_A_New_Yellowish-green_Species_from_Lao_People’s_Democratic_Republic/links/5b1b8fe00f7e9b68b42a0f3d/Leucoagaricus-houaynhangensis-Agaricaceae-A-New-Yellowish-green-Species-from-Lao-Peoples-Democratic-Republic.pdf [Accessed June 18, 2018]. 【R3-05231】2018/6/19投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ラオスの落葉樹林において腐植土に発生した菌を検討し、Leucoagaricus houaynhangensisとして新種記載した。 本種は肉眼的には、子実体が淡黄色~帯黄緑色で乾燥すると青変し、傘が暗色の鱗片に覆われ、襞が離生、柄表面が平滑であることなどで特徴づけられた。 顕微鏡的には、担子胞子が長卵状、側シスチジアを欠き、縁シスチジア頂部に長い付属糸を有し、クランプを欠くことなどで特徴づけられた。 Laos, Vientiane Capital, Xaythany District, Houay Nhang Preserved Forest (新種) Leucoagaricus houaynhangensis Sysouphanthong 語源…フエイナン(保護林)産の 【よく似た種との区別】 Leucoagaricus flavovirens 肉眼的形態が類似している(混同のおそれがある) 子実体が黄色~帯黄緑色 傘表面に帯紫緑色~帯灰緑色の放射状繊維状の小鱗片を有する 襞が帯緑黄色 襞が離生する 柄が帯緑黄色 傘肉が同色 柄肉が同色 ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりラオスではなく中国などに分布する 本種と異なり担子胞子に発芽孔を欠く 本種より縁シスチジアの付属糸が短い 本種と異なり傘表皮が子実層状被ではなく平行菌糸被 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Leucoagaricus viridivavus 肉眼的形態が類似している(混同のおそれがある) 子実体が黄色~帯黄緑色 子実体が傷つくと青変する 担子胞子のサイズが類似している 担子胞子の形状が類似している 担子胞子に発芽孔を有する 縁シスチジアのサイズが類似している 縁シスチジアの形状が類似している 縁シスチジアに長い付属糸を有する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりラオスではなく日本などに分布する 本種と異なり傘表面が小鱗片状ではなく無毛 本種と異なり縁シスチジアにアモルファスの内容物を含む 本種と異なり縁シスチジアが付属糸頂部にかけて滲出物に覆われる 本種と異なり傘表皮が子実層状被ではなく平行菌糸被 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Leucoagaricus sulphurellus 本種と異なり側シスチジアを有する 本種と異なり傘表皮が子実層状被ではなく平行菌糸被 Leucoagaricus viridiflavoides 子実体に青変性を有する 本種と異なり側シスチジアを有する 本種と異なり傘表皮が子実層状被ではなく平行菌糸被 Lepiota citrophylla 東南アジアに分布する 子実体が黄緑色 本種と異なり担子胞子がシュプール状 本種と異なり傘表皮が子実層状被ではなく毛状被 Verrucospora vulgaris 東南アジアに分布する 子実体が黄緑色 本種と異なり担子胞子が長卵状ではなく角形あるいは疣状