(仮訳)基部系統に位置するPhyllactinia属菌に類似の無性世代を有する新種Leveillula buddlejae
Adhikari, MK. et al., 2018. Leveillula buddlejae sp. nov., a new species with an asexual morph resembling phylogenetically basal Phyllactinia species. Mycoscience. Available at: https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1340354017301122 [Accessed January 11, 2018].
【R3-04750】2018/1/11投稿

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3行まとめ

ネパールにおいてBuddleja asiaticaの葉に発生したうどんこ病菌の一種を検討し、Leveillula buddlejaeとして新種記載した。
本種は分生子柄が子座ではなく表在性の菌糸のみから生じ、分生子に2型があることなどで特徴づけられた。
本種の形態は基部系統のPhyllactinia属菌に類似していたが、分子系統解析でLeveillula属クレードに含まれた。
Nepal, Kathmandu, Basundhara, Godhuli party place

(新種)

Leveillula buddlejae Adhikari, U. Braun & S. Takam.
語源…フジウツギ属の
※2018年1月11日現在、本種はMycoBank/Species fungorumには登録されていない。

【よく似た種との区別】
Leveillula taurica
分生子柄が表在性の菌糸から生じることがある
ITSおよびnrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり分生子柄が子座ではなく表在性の菌糸のみから生じるという特徴を欠く
Leveillula duriaei
一次分生子の形状が類似している
ITSおよびnrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりフジウツギ属ではなくアキギリ属植物などを宿主とする
本種と異なり分生子柄が子座ではなく表在性の菌糸のみから生じるという特徴を欠く
本種より一次分生子の幅が広い
本種より一次分生子のQ値が小さい
Phyllactinia leveilluloides
分生子柄の形態が類似している
分生子の形態が類似している
本種と異なりネパールではなくメキシコなどに分布する
本種と異なりフジウツギ属ではなくコナラ属植物などを宿主とする
ITSおよびnrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される