(仮訳)オオムギの穀粒から分離された新種Lewia hordeicola
Kwasna, H., Ward, E. & Kosiak, B. 2006. Lewia hordeicola sp. nov. from barley grain. Mycologia. Available at: https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/15572536.2006.11832670 [Accessed August 22, 2019] 【R3-06517】2019/8/22投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

ノルウェーにおいてオオムギの穀粒から分離された菌を検討し、Lewia hordeicolaとして新種記載した。
本種はホモタリックであり、培養下で子嚢果を形成し、アナモルフはAlternaria infectoriaグループに類似していた。
Lewia属菌の検索表を掲載した。
Trondelag, Volden, Norway

(新種)

Lewia hordeicola Kwasna & Kosiak
語源…オオムギ属に生息する
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Lewia infectoria
同じオオムギ属植物を宿主とする
子嚢果が薄壁
子嚢のサイズが類似している
子嚢が類円筒形
子嚢胞子のサイズの範囲が重なる
胞子形成様式が類似している
一次分生子柄が暗褐色
二次分生子柄を普通に形成する
PCA培地、14日の培養で胞子形成を開始する
本種と異なりコムギ、エンバク、ライムギなどが宿主として知られている
本種と異なり天然における子嚢果形成が知られている
本種より子嚢果の長径が大きい
本種と異なり子嚢果が球形ではなく楕円形で短い嘴を有する
本種より分生子鎖が短い
本種より一次分生子柄の最大長が長い
本種と異なり一次分生子柄がほとんどの場合分枝せず、直線状~屈曲状なのではなく直線状でしばしば膝折状
本種と異なり一次分生子柄の分生子形成部位の数が1-3ではなく1-4(-6)
本種より二次分生子柄の最大長が長い
本種と異なり二次分生子柄が通常直線状で稀に膝折状なのではなく時に分枝ししばしば膝折状
本種と異なり二次分生子柄の分生子形成部位の数が1-2ではなく1-4
本種より分生子の幅が狭い
本種と異なり分生子が卵状~倒洋梨形で稀に嘴状なのではなく卵状~紡錘形でしばしば嘴状でない
本種と異なり分生子表面が平滑~顕著な疣状ではなく平滑で最終的に小皺状
本種と異なり分生子の隔壁数が横3-5(-7)、縦または斜め1-2ではなく横1-4(-6)で縦または斜めの隔壁が稀
本種と異なりコロニーが初め帯褐黄色、のちに暗色になり帯褐灰色になるのではなく帯オリーブ~帯灰~黒色
本種と異なりコロニーにおいて分生子が均等に散在するのではなく集まりをなす

(その他掲載種)

Lewia infectoria (Fuckel) M.E. Barr & E.G. Simmons
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Lewia hordeicola
同じオオムギ属植物を宿主とする
子嚢果が薄壁
子嚢のサイズが類似している
子嚢が類円筒形
子嚢胞子のサイズの範囲が重なる
胞子形成様式が類似している
一次分生子柄が暗褐色
二次分生子柄を普通に形成する
PCA培地、14日の培養で胞子形成を開始する
本種と異なりコムギ、エンバク、ライムギなどが宿主として知られていない
本種と異なり天然における子嚢果形成が知られていない
本種より子嚢果の長径が小さい
本種と異なり子嚢果が楕円形で短い嘴を有するのではなく球形
本種より分生子鎖が長い
本種より一次分生子柄の最大長が短い
本種と異なり一次分生子柄が直線状でしばしば膝折状ではなくほとんどの場合分枝せず、直線状~屈曲状
本種と異なり一次分生子柄の分生子形成部位の数が1-4(-6)ではなく1-3
本種より二次分生子柄の最大長が短い
本種と異なり二次分生子柄が時に分枝ししばしば膝折状なのではなく通常直線状で稀に膝折状
本種と異なり二次分生子柄の分生子形成部位の数が1-4ではなく1-2
本種より分生子の幅が広い
本種と異なり分生子が卵状~紡錘形でしばしば嘴状でないのではなく卵状~倒洋梨形で稀に嘴状
本種と異なり分生子表面が平滑で最終的に小皺状なのではなく平滑~顕著な疣状
本種と異なり分生子の隔壁数が横1-4(-6)で縦または斜めの隔壁が稀なのではなく横3-5(-7)、縦または斜め1-2
本種と異なりコロニーが帯オリーブ~帯灰~黒色ではなく初め帯褐黄色、のちに暗色になり帯褐灰色になる
本種と異なりコロニーにおいて分生子が集まりをなすのではなく均等に散在する