(仮訳)カンガルー島産の地衣生ホシゴケ属地衣
Kantvilasa, G. & Wedinb, M., 2015. Lichenicolous species of the Ascomycete genus Arthonia Ach. from Kangaroo Island. Journal of the Adelaide Botanic Gardens. … Available at: https://www.anbg.gov.au/abrs/lichenlist/JABG_Arthonia_Kantvilas%20&%20Wedin.pdf [Accessed December 12, 2015].
【R3-02464】2015/12/13投稿

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3行まとめ

オーストラリア、カンガルー島から、地衣を宿主とするホシゴケ属の2新種を記載した。
Arthonia caliciaeは材上生のCalicium tricolorを、A. insularisは岩上生のCaloplaca eosをそれぞれ宿主としていた。
また、Lecidella sublapicidaを宿主とするA. intextaを報告し、8種を含む検索表を掲載した。
South Australia, Kangaroo Island, Billy Goat Falls

(新種)

Arthonia caliciae Kantvilas & Wedin
語源…ピンゴケ属の
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【よく似た種との区別】
Arthonia epimela
同じピンゴケ科地衣を宿主とする
本種と異なりオーストラリアにおける分布が知られていない
本種と異なりCalicium tricolorではなくAmandinea punctataを宿主とする
本種より子嚢果のサイズがかなり大きい
本種と異なり子実層が淡オリーブ色ではなく無色
Arthonia punctella
本種と異なりオーストラリアにおける分布が知られていない
本種と異なりCalicium tricolorではなく様々な痂状地衣を宿主とする
本種と異なり子嚢胞子が無色ではなく褐色になる
本種と異なり子嚢胞子が平滑ではなく疣状
Arthonia insularis
オーストラリア、カンガルー島に分布する
地衣上生地衣である
子嚢胞子の隔壁数が1
本種と異なりCalicium tricolorではなくCaloplaca eosを宿主とする
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
本種と異なり子嚢胞子が無色ではなく褐色になる
South Australia, Kangaroo Island, summit of bluff W of Windmill Bay

(新種)

Arthonia insularis Kantvilas & Wedin
語源…島嶼の
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【よく似た種との区別】
Arthonia molendoi
同じダイダイゴケ科地衣を宿主とする
本種より子嚢果のサイズが小さい
本種と異なり子嚢の頂部にK/I+青色のリング構造を有する
本種より子嚢胞子のサイズがやや小さい
本種と異なり子嚢胞子が褐色にならない
本種と異なり子嚢胞子に乳頭突起を欠く
Arthonia sytnikii
オーストラリアに分布する
同じダイダイゴケ科地衣を宿主とする
子嚢全体が非アミロイド
子嚢胞子のサイズが類似している
子嚢胞子の隔壁数が1
本種と異なりCaloplaca eosではなくXanthoria ligulataを宿主とする
本種と異なり明瞭な寄生性を有する(ゴールを形成する)
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
本種と異なり子嚢胞子が褐色になるのではなく無色
Arthonia anjutii
オーストラリアに分布する
同じダイダイゴケ科地衣を宿主とする
子嚢全体が非アミロイド
子嚢胞子が褐色になる
子嚢胞子のサイズが類似している
子嚢胞子の隔壁数が1
本種と異なりCaloplaca eosではなくTeloschistes fasciculatusT. veliferなどを宿主とする
本種と異なり明瞭な寄生性を有する(宿主に退色や変形を生じる)
本種と異なり子嚢果が初め埋生するがのちに宿主の地衣体を破壊して露出する
本種と異なり子嚢果にしばしば宿主の皮層組織を薄い不連続の被膜として伴う
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
Arthonia caliciae
オーストラリア、カンガルー島に分布する
地衣上生地衣である
子嚢胞子の隔壁数が1
本種と異なりCaloplaca eosではなくCalicium tricolorを宿主とする
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
本種と異なり子嚢胞子が褐色になるのではなく無色

(その他掲載種)

Arthonia intexta Almq.
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