(仮訳)ブラジル、大西洋岸森林に産したシクエストレート菌の単型属の1新属新種、Longistriata flava
Sulzbacher, MA. et al., 2020. Longistriata flava (Boletaceae, Basidiomycota) – a new monotypic sequestrate genus and species from Brazilian Atlantic Forest. MycoKeys. Available at: https://mycokeys.pensoft.net/article/39699/ [Accessed February 9, 2020] 【R3-07030】2020/2/9投稿

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3行まとめ

ブラジルの大西洋岸森林の砂地で採集された菌を検討し、新属新種のLongistriata flavaとして記載した。
本種は外皮が鮮黄色、担子胞子が広楕円形で表面に縦方向の条線を有し、シスチジアが瓶形であり、菌糸にクランプを欠くことなどで特徴づけられた。
本種はnrLSU+TEF-1αに基づく分子系統解析で、Zangioideaeクレードにおいてイグチ科のシクエストレート菌の単型属、Mackintoshiaと姉妹群を形成した。
Brazil, Paraíba State, Mamanguape, Guaribas Biological Reserve

(新種)

Longistriata flava Sulzbacher, Orihara, Grebenc, M.P. Martín & Baseia
語源…(属名)長い条線(担子胞子の装飾から)/(種小名)黄色の(外皮の色から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Mackintoshia persica
シクエストレート菌である
nrLSU+TEF1に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりタデ科およびオシロイバナ科ではなくマメ科およびコミカンソウ科の植物が優占する場所に生息する
本種と異なり短い柄を欠く
本種と異なり無性基部が良好に発達するという特徴を欠く
本種と異なりブラジルではなくジンバブエなどに分布する
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種と異なり担子胞子が広楕円形ではなく楕円形
本種と異なり担子胞子表面が条線状ではなく平滑
本種と異なりシスチジアが瓶形で頂部が丸いという特徴を欠く
nrLSU+TEF1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Castellanea pakaraimophila
南米に分布する
子実体が類球形
外皮が鮮黄色
柄が短い
本種と宿主の樹木が異なる
本種と異なり担子胞子が広楕円形ではなく類紡錘形
本種と異なり担子胞子表面が条線状ではなく平滑