(仮訳)アルゼンチン産の単純な柄のような托構造を有する新種、Lysurus fossatii
Hernández Caffot, ML. et al., 2022. Lysurus fossatii (Lysuraceae, Basidiomycota). A new species with simple stem-like receptacle structure, from Argentina. Darwiniana, nueva serie. Available at: http://www.ojs.darwin.edu.ar/index.php/darwiniana/article/view/1014 [Accessed July 7, 2022] 【R3-09667】2022/7/7投稿

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3行まとめ

アルゼンチンのコルドバ州およびブエノスアイレス州で採集された菌を検討し、Lysurus fossatiiとして新種記載した。
本種は外皮が未熟時淡黄色で網目模様をあらわし、幼時小型で白色の柄が存在することなどで特徴づけられた。
本種は同所的に発生したL. sphaerocephalusに系統的にも近縁であった。
Argentina, Córdoba, Depto. General San Martín, Villa María, 15 km from Tío Pujio, Estancia El Yucat

(新種)

Lysurus fossatii Nouhra, Hern. Caff. & L.S. Domínguez
語源…アルゼンチンの植物学者、Mauro Fossati氏に献名
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【よく似た種との区別】
Phallus glutinolens
子実体が小型
外皮に縫い目をあらわす
柄が白色
グレバが緑色
本種と異なり子実体頂部に孔を有する
本種と異なり傘を有する
本種と異なり”receptaculum”を有する
Lysurus sphaerocephalus
同所的に分布する(アルゼンチン)
托の網目模様が類似している
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される