2020年11月30日 (仮訳)Hydnangium candidumに対する新組み合わせMacowanites candidus Vidal, JM. 2004. Hydnangium candidum Tul. et C. Tul. Revista Catalana de Micologia. Available at: https://www.raco.cat/index.php/Micologia/article/view/18116 [Accessed November 30, 2020] 【R3-07917】2020/11/30投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ タイプ標本を含む多数の標本を検討し、その結果を基にHydnangium candidumをMacowanites属に移した。 本種とM. mattirolianusの記載文、標本情報などを掲載した。 また、ヨーロッパ産Macowanites属菌の検索表を掲載した。 (新組み合わせ) Macowanites candidus (Tul. & C. Tul.) J.M. Vidal 旧名:Hydnangium candidum Tul. & C. Tul. 【よく似た種との区別】 Macowanites mattirolianus ヨーロッパに分布する 本種と異なり落葉樹ではなく針葉樹と発生する 本種と異なり子実体の発達様式が被実性ではなく半被実性 本種と異なり外皮が永く白色なのではなく即座に帯黄色となる 本種と異なりグレバが橙色ではなく黄色 本種と異なりグレバが小腔室状ではなく小腔室状~類襞状 本種と異なり柄が退化的ではなく良好に発達する 本種と異なり柄がしばしば偏心生なのではなく中心生 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり担子胞子が類球形ではなく球形 本種よりマクロシスチジアのサイズが大きい 本種と異なり子実層に毛を有する 本種と異なり子実層托実質の球状細胞が豊富ではなく乏しい Macowanites galileensis ヨーロッパに分布する 子実体の発達様式が被実性 柄があまり発達しない 本種と異なり落葉樹林ではなく硬葉樹林に生息する 本種より傘のサイズが大きい 本種と異なり傘が白色、帯黄白色~暗褐色ではなく白色、クリーム色~淡琥珀色 本種より担子胞子が短い 本種と異なり担子胞子が類球形ではなく球形 本種と異なり担子胞子表面が疣状ではなく類網目状 (その他掲載種) Macowanites mattirolianus (Cavara) T. Lebel & Trappe 【よく似た種との区別】 Macowanites candidus ヨーロッパに分布する 本種と異なり針葉樹ではなく落葉樹と発生する 本種と異なり子実体の発達様式が半被実性ではなく被実性 本種と異なり外皮が即座に帯黄色となるのではなく永く白色 本種と異なりグレバが黄色ではなく橙色 本種と異なりグレバが小腔室状~類襞状ではなく小腔室状 本種と異なり柄が良好に発達するのではなく退化的 本種と異なり柄が中心生ではなくしばしば偏心生 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり担子胞子が球形ではなく類球形 本種よりマクロシスチジアのサイズが小さい 本種と異なり子実層に毛を有するという特徴を欠く 本種と異なり子実層托実質の球状細胞が乏しいのではなく豊富 Macowanites vinaceodorus ヨーロッパに分布する マツ科樹木の下に生じる 子実体の発達様式が半被実性 子実層托が類襞状 柄が良好に発達する 担子胞子が球形 本種と異なり亜高山針葉樹林ではなく海岸砂丘などに生息する 本種と異なりモミ属およびトウヒ属ではなくマツ属植物の樹下に生じる 本種より傘のサイズが大きい 本種と異なり傘が淡黄色ではなく帯桃白色~紫褐色 本種と異なり担子胞子が斜生型~類斜生型ではなく斜生型 本種より担子胞子のサイズが小さい