(仮訳)韓国産カラカサタケ属:新産種および1新種
Cho, H-J. et al., 2019. Macrolepiota in Korea: New Records and a New Species. Mycobiology. Available at: https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/12298093.2019.1663122 [Accessed March 10, 2020] 【R3-07121】2020/3/10投稿

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3行まとめ

韓国産カラカサタケ属菌を対象に形態学的検討および分子系統解析を実施し、4種を同定した。
そのうち1種の未記載種をMacrolepiota umbonataとして新種記載した。
また、M. detersaおよびM. mastoideaを韓国新産種として報告した。
韓国仁川広域市甕津郡霊興島

(新種)

Macrolepiota umbonata H. J. Cho, H. Lee & Y.W. Lim
語源…中高の(傘の形状から)
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【よく似た種との区別】
Macrolepiota detersa(マントカラカサタケ)
韓国に分布する
傘表面の鱗片が微綿毛状
つばが”complex”である
担子器基部にクランプを有する
縁シスチジア基部にクランプを有する
本種より子実体のサイズが小さい
本種と異なり縁シスチジアが類棍棒形~棍棒形ではなく主に円筒形~洋梨形
Macrolepiota dolichaula
本種と異なりつばが一重でない
Macrolepiota procera(カラカサタケ)
韓国に分布する
つばが”complex”である
担子器基部にクランプを有する
縁シスチジア基部にクランプを有する
本種と異なり傘表面の鱗片が帯灰褐色
本種と異なり傘表面に綿毛状鱗片ではなく薄い鱗片を伴う

(韓国新産種)

Macrolepiota detersa Z.W. Ge, Zhu L. Yang & Vellinga
マントカラカサタケ
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【よく似た種との区別】
Macrolepiota umbonata
韓国に分布する
傘表面の鱗片が微綿毛状
つばが”complex”である
担子器基部にクランプを有する
縁シスチジア基部にクランプを有する
本種より子実体のサイズが大きい
本種と異なり縁シスチジアが主に円筒形~洋梨形ではなく類棍棒形~棍棒形

(韓国新産種)

Macrolepiota mastoidea (Fr.) Singer
シロエノカラカサタケ
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(その他掲載種)

Macrolepiota procera (Scop.) Singer
カラカサタケ
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【よく似た種との区別】
Macrolepiota umbonata
韓国に分布する
つばが”complex”である
担子器基部にクランプを有する
縁シスチジア基部にクランプを有する
本種と異なり傘表面の鱗片が帯灰褐色でない
本種と異なり傘表面に薄い鱗片ではなく綿毛状鱗片を伴う