2019年8月13日 (仮訳)フウリンタケ型の属、Maireinaに加わった新種Maireina afibulataおよびM. attenuatipilis Bodensteiner, P. 2007. Maireina afibulata and M. attenuatipilis, new members of the cyphelloid genus Maireina (Basidiomycota, Agaricomycetes). Mycological Progress. Available at: https://link.springer.com/article/10.1007/s11557-007-0538-9 [Accessed August 13, 2019] 【R3-06491】2019/8/13投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ Maireina afibulataおよびM. attenuatipilisの2新種を記載した。 前者はカナリア諸島においてシダに生じ、クランプを欠いており、後者はイタリアにおいてビャクシン属植物に発生し、子実体外部の菌糸が先細りになることなどで特徴づけられた。 両新種を含むMaireina属の検索表を掲載した。 Spain, Canaries, Tenerife, Anaga-Mountains, gorge east of the Chinobre, 8 km behind El Bailadero, close to a pond (新種) Maireina afibulata Bodenst. 語源…クランプを欠く 【よく似た種との区別】 Maireina pseudochracea 担子器にクランプを欠く 菌糸にクランプを欠く 本種と異なりスペインではなく大アンティル諸島に分布する 本種より担子胞子の幅が広い 本種より担子胞子のQ値が小さい 本種と異なり担子胞子が卵状~楕円形ではなく球形~広卵状 本種と異なり子実体外部の菌糸が遠位に向けて同大または僅かに幅広くなるのではなく通常先細りになる Maireina disseminata 本種と異なりスペインではなくスリランカに分布する 本種と異なり担子器にクランプを有する 本種より担子胞子のQ値が小さい 本種と異なり担子胞子が卵状~楕円形ではなく球形~類球形 本種と異なり菌糸にクランプを有する Maireina monaca 本種と異なりシダ植物ではなく様々な木本および草本を宿主とする 本種より担子器のサイズが明らかに大きい 本種より担子胞子のサイズが明らかに大きい 本種と異なり担子器にクランプを有する 本種より子実体外部の菌糸のサイズが明らかに大きい 本種より子実体外部の菌糸が厚壁 本種と異なり子実体外部の菌糸の壁がしばしば不等に形成される 本種と異なり菌糸にクランプを有する Maireina maxima 本種と異なりシダ植物ではなく木本を宿主とする 本種と子実体の形態が異なる 本種より担子胞子の平均長が長い Maireina callostoma 同じシダ植物を宿主とする 本種と異なり子実体の質が繊細である 本種と異なり子実体がいくぶん管状 本種より担子器のサイズが小さい 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種より子実体外部の菌糸の幅が狭い 本種と異なり菌糸にクランプを有する Maireina stilboidea 本種と異なりイタリアではなく南米などに分布する 本種と異なり子実体に長い柄を有する 本種と異なり担子器にクランプを有する 本種より子実体外部の菌糸が厚壁 本種と異なり子実体外部の菌糸が僅かにデキストリノイド Maireina regnelliana 本種と異なりイタリアではなく南米などに分布する 本種と異なり子実体に長い柄を有する 本種より担子器のサイズが大きい 本種と異なり担子器にクランプを有する 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種より担子胞子のQ値が小さい 本種と異なり担子胞子が卵状~楕円形ではなく球形~類球形 本種より子実体外部の菌糸が厚壁 本種と異なり子実体外部の菌糸が僅かにデキストリノイド 本種と異なり子実体外部の菌糸を2通りの異なる結晶が覆う 本種と異なり菌糸にクランプを有する Maireina spiralis 本種と異なり担子器にクランプを有する 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種より担子胞子のQ値が小さい 本種と異なり担子胞子が卵状~楕円形ではなく球形~類球形 本種と異なり菌糸が螺旋状にねじれる 本種と異なり菌糸にクランプを有する Italy, Sardinia, Provincia di Nuoro, Foresta di Montes (新種) Maireina attenuatipilis Bodenst. 語源…先細りの毛の 【よく似た種との区別】 Maireina monaca 担子器のサイズが類似している 担子器にクランプを有する 担子胞子のサイズが類似している 菌糸にクランプを有する 本種と異なりビャクシン属植物ではなく様々な木本および草本を宿主とするが裸子植物からは見出されていない 本種より子実体外部の菌糸の幅が明らかに広い 本種と異なり子実体外部の菌糸が先細りになるのではなく明瞭に幅広くなり、先端がしばしば棍棒形~箆形 本種と異なり子実体外部の菌糸の先端が緩い結晶に覆われるという特徴を欠く 本種と異なり子実体外部の菌糸表面の結晶がいくぶん散在し、より大型かつ粗いという特徴を欠く 本種より子実体外部の菌糸が厚壁 本種と異なり子実体外部の菌糸の壁がしばしば不等に形成される 本種と異なり子実体外部の菌糸が非アミロイドではなく僅かにデキストリノイド性を示す Maireina pseudochracea 子実体外部の菌糸が先細りになる 本種と異なりイタリアではなく大アンティル諸島に分布する 本種より担子器のサイズが明らかに小さい 本種と異なり担子器にクランプを欠く 本種より担子胞子のサイズが明らかに小さい 本種と異なり菌糸にクランプを欠く Maireina disseminata 担子器にクランプを有する 子実体外部の菌糸に緩い結晶を伴うことがある 本種と異なりイタリアではなくスリランカに分布する 本種より担子器のサイズが小さい 本種より担子胞子のQ値が小さい 本種と異なり担子胞子が卵状~楕円形ではなく球形~類球形 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種より子実体外部の菌糸の幅が狭い Maireina thujae 同じヒノキ科植物を宿主とする 本種と異なり子実下層の菌糸が褐色 本種より担子胞子が長い Maireina maxima 担子器にクランプを有する 菌糸にクランプを有する 本種と異なりビャクシン属植物ではなく複数属の広葉樹などを宿主とする 本種と異なり子実体の質が繊細である 本種と異なり子実体がいくぶん管状 本種より担子器のサイズが小さい 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり子実体外部の菌糸が先細りになるのではなく先端にかけて広がる Maireina stilboidea 担子器にクランプを有する 菌糸にクランプを有する 本種と異なりイタリアではなく南米などに分布する 本種と異なり子実体に長い柄を有する 本種より担子胞子の幅が狭い 本種より子実体外部の菌糸が厚壁 本種と異なり子実体外部の菌糸が僅かにデキストリノイド Maireina regnelliana 担子器にクランプを有する 菌糸にクランプを有する 本種と異なりイタリアではなく南米などに分布する 本種と異なり子実体に長い柄を有する 本種より担子胞子のQ値が小さい 本種と異なり担子胞子が卵状~楕円形ではなく球形~類球形 本種より子実体外部の菌糸が厚壁 本種と異なり子実体外部の菌糸が僅かにデキストリノイド 本種と異なり子実体外部の菌糸を2通りの異なる結晶が覆う Maireina spiralis 担子器にクランプを有する 菌糸にクランプを有する 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種より担子胞子のQ値が小さい 本種と異なり担子胞子が卵状~楕円形ではなく球形~類球形 本種と異なり菌糸が螺旋状にねじれる