(仮訳)アフリカから記載された初のMallocybe属菌、Mallocybe africana
Aignon, HL. et al., 2021. Mallocybe africana (Inocybaceae, Fungi), the first species of Mallocybe described from Africa. Phytotaxa. Available at: https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.478.1.3 [Accessed March 5, 2021] 【R3-08202】2021/3/5投稿

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3行まとめ

西アフリカおよびザンビアの森林で採集された菌を検討し、Mallocybe africanaとして新種記載した。
本種は子実体が橙褐色で傘表面が繊維状、柄が基部にかけて細まり、担子胞子が大型楕円形であることなどで特徴づけられた。
本種は分子系統解析で西アフリカ産とザンビア産の2つのサブクレードに分かれ、インドおよびタイ産のM. errataに近縁であった。
Benin, Borgou, North region, Village Gando

(新種)

Mallocybe africana Aïgnon, Yorou & Ryberg
語源…アフリカの
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Mallocybe errata
熱帯林に生息する
同じフタバガキ科植物を宿主とする
傘が橙褐色~褐色
傘表面に放射状繊維紋、繊維状鱗片、または鱗片を有する
5.8S+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりベナン、トーゴ、ブルキナファソ、コートジボワール、ザンビアではなくインド、タイなどに分布する
本種と異なりマメ科、コミカンソウ科ではなくマツ属植物を宿主とするという特徴を欠く
本種より子実体のサイズが大きい
本種より担子胞子のサイズが小さい
5.8S+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される