(仮訳)トルコ、イスタンブール県のベオグラード・フォレストに産した新種、Marasmiellus istanbulensis
Sesli, E., Antonín, V. & Hughes, KW., 2017. Marasmiellus istanbulensis (Omphalotaceae), a new species from Belgrade Forest (İstanbul-Turkey). Plant Biosystems. Available at: https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/11263504.2017.1317670 [Accessed March 18, 2018].
【R3-04949】2018/3/18投稿

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3行まとめ

トルコ、イスタンブール県において枯死した落葉樹の樹皮に叢生していた菌を検討し、Marasmiellus istanbulensisとして新種記載した。
本種は傘が淡黄褐色~革色で襞が類白色~クリーム色、柄が淡クリーム色~帯赤褐色、担子胞子が豆形、類扁桃形、楕円形~円筒形であることなどで特徴づけられた。
本種は類似種のGymnopus dichrousとは形態的に異なり、ITSおよびRPB2の塩基配列も異なっていた。
Turkey, İstanbul, Belgrade Forest, Sariyer

(新種)

Marasmiellus istanbulensis E. Sesli, Antonín & E. Aytac
語源…イスタンブール産の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Gymnopus dichrous
樹皮に生息する
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりトルコではなく米国などに分布する
本種と異なり傘が淡黄褐色~革色ではなく帯赤褐色~暗褐色
本種と異なり柄が淡クリーム色~帯赤褐色ではなく帯赤褐色で基部がオリーブ褐色
本種と異なり柄の基部が塊茎状に膨らむ
本種より担子胞子が長い
本種と異なり担子胞子が豆形、類扁桃形、楕円形~円筒形ではなく涙形~やや類紡錘形
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
RPB2遺伝子の塩基配列が異なる
Gymnopus micromphaleoides
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりトルコではなく北米などに分布する
本種より傘のサイズが小さい
本種と異なり傘が淡黄褐色~革色ではなく材木色
本種と異なり柄が淡クリーム色~帯赤褐色ではなくオリーブ褐色
本種より担子胞子のサイズが顕著に小さい
本種と異なり傘シスチジアを有する
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される