2017年2月21日 (仮訳)韓国のホウライタケ型およびモリノカレバタケ型菌類(3):柄シスチジアおよび/または剛毛を有するホウライタケ属Sicci節の2新分類群 Antonín, V., Ryoo, R. & Shin, H-D., 2010. Marasmioid and gymnopoid fungi of the Republic of Korea. 3. Two new taxa of Marasmius sect. Sicci with caulocystidia and/or setae. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2010/00000111/00000001/art00049 [Accessed February 21, 2017]. 【R3-03775】2017/02/21投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 韓国からMarasmius orientalisおよびM. strobiluriformisの2新種を記載した。 前者は傘表皮に剛毛状の箒状細胞および剛毛が発達することなどで特徴づけられた。 後者は縁シスチジアに2型を有し、柄シスチジアが円筒形~類紡錘状であることなどで特徴づけられた。 韓国ソウル特別市北漢山国立公園<span class="st">貞陵渓谷</span> (新種) Marasmius orientalis Antonín, Ryoo & H.D. Shin 語源…東の 【よく似た種との区別】 Marasmius torquescens 本種と異なり韓国ではなくヨーロッパなどに分布する 本種と異なり傘が広円錐形~背の高い鐘形ではなく背の高い鐘形 本種と異なり傘表面に溝線が生じることがない 本種より側シスチジアのサイズが小さい 本種と縁シスチジアの形態が僅かに異なる Marasmius delectans 肉眼的形態が類似している nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子実層に剛毛を有する 本種と傘表皮の構造がいくぶん異なる nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Marasmius cohaerens var. lachnophyllus 肉眼的形態が類似している 本種と異なり子実層に剛毛を有する 本種と傘表皮の構造がいくぶん異なる Marasmius mokfaensis ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子実体が顕著に大型 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり側シスチジアを欠く 本種と異なり剛毛を欠く ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される 韓国江原道春川市東山面鳳鳴里 (新種) Marasmius strobiluriformis Antonín, Ryoo & H.D. Shin 語源…マツカサキノコ属の形の 【よく似た種との区別】 Marasmius pseudoniveus 本種より傘のサイズが大きい 本種と異なり傘表面に溝線を有する 本種より担子胞子のサイズが小さい Marasmius halimunensis 傘の色が類似している 本種と異なり傘表面に条線を有する 本種より縁シスチジアの形状に変異が大きい 本種と異なり傘表皮が平滑な細胞および箒状細胞からなる Marasmius subarborescens 本種より傘のサイズが大きい 本種と異なり襞の間隔が非常に密 本種と異なり襞の幅が狭い 本種と異なり柄の基部が黄褐色~褐色 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり縁シスチジアが平滑な細胞と箒状細胞の2型 Marasmius oreades(シバフタケ) ITSおよびnrLSUに基づく分子系統解析で近縁 ITSおよびnrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される