(仮訳)韓国においてキクイムシに感染したニレの木から分離されたMariannaea samuelsii
Tang, L-Q. et al., 2012. Mariannaea samuelsii Isolated from a Bark Beetle-Infested Elm Tree in Korea. Mycobiology. …. Available at: http://synapse.koreamed.org/search.php?where=aview&id=10.5941/MYCO.2012.40.2.94&code=0184MB&vmode=FULL [Accessed November 17, 2014].
【R3-01291】2014/11/18投稿

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3行まとめ

韓国においてキクイムシに感染したニレの木から分離された菌株について、形態学的検討および分子系統解析を行った。
本菌株をMariannaea samuelsiiと同定し、韓国新産種として報告した。
本菌株の生長は25℃、pH7.0で最適であり、セロビオース、デンプン、キシランの分解能が示された。

(韓国新産種)

Mariannaea samuelsii Seifert & Bissett
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Mariannaea aquaticola
ITSおよびLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種より分生子のサイズが僅かに大きい
本種と異なり分生子が広紡錘形または片側の幅が最も広くなる楕円形ではなく楕円形~紡錘形
本種と異なり厚壁胞子を形成しない
本種と異なりMEA培地でのコロニーが帯褐橙色ではなく帯黄色~暗褐色
本種とITSおよびLSUの塩基配列が異なる(ITSに4塩基の置換、LSUに3塩基の置換)
Mariannaea elegans
韓国に分布する
ニレの木のキクイムシと関連がある
厚壁胞子を形成する
ITSおよびLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種より分生子の幅が狭い
本種と異なり分生子が広紡錘形または片側の幅が広くなる楕円形ではなく楕円形~紡錘形で細胞の中ほどの幅が最も広くなる
本種と異なりMEA培地でのコロニーが帯褐橙色ではなく黄褐色
ITSおよびLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される