2017年9月3日 (仮訳)メキシコ、イダルゴ州のFagus grandifolia subsp. mexicana林に産した新種、Marthamyces coronadoae Raymundo, T., Valenzuela, R. & Esqueda, M., 2016. Marthamyces coronadoae sp. nov. in a Fagus grandifolia subsp. mexicana forest from Hidalgo State, México. Mycotaxon. Available at: https://www.researchgate.net/profile/Ricardo_Valenzuela3/publication/309295913_Marthamyces_coronadoae_sp_nov_in_a_Fagus_grandifolia_subsp_mexicana_forest_from_Hidalgo_State_Mexico/links/58237f6d08ae61258e3cb2ac.pdf [Accessed September 2, 2017]. 【R3-04358】2017/09/03投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ メキシコ、イダルゴ州の雲霧林においてFagus grandifolia subsp. mexicanaの葉に生じた菌を検討し、Marthamyces coronadoaeとして新種記載した。 本種は子嚢盤が開口すると4-5つの帯褐ベージュ色の歯状に裂け、子実層面が淡黄色~淡灰色であり、子嚢胞子が放出後屈曲したりコイル状になったりすることなどで特徴づけられた。 本新種を含むアメリカ大陸産Marthamyces属菌の検索表を掲載した。 México, Hidalgo, municipality of Zacualtipán, Ejido ‘La Mojonera’ (新種) Marthamyces coronadoae Raymundo, R. Valenz. & Esqueda 語源…菌類生態学者のMartha Coronado氏に献名 【よく似た種との区別】 Marthamyces quadrifidus アメリカ大陸に分布する 本種と異なりブナ属ではなくClusia属、ユーカリ属、Lepidosperma属、マンゴー属、ギンバイカ属、Rapanea属植物などを宿主とする 本種と異なり子嚢盤が開口して生じる歯が暗色ではなく淡色 本種と異なり子嚢胞子が子嚢から放出された後に屈曲したりコイル状になったりするのではなくいくぶん直線状 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が0-1ではなく1-3 Marthamyces quercifolius アメリカ大陸に分布する 同じブナ科植物を宿主とする 本種と異なりブナ属ではなくコナラ属植物などを宿主とする 本種と異なり子嚢盤が開口して生じる歯が暗色ではなく淡色 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が0-1ではなく3 Marthamyces phacidioides アメリカ大陸に分布する 本種と異なりブナ科ではなくツツジ科植物などを宿主とする 本種と異なり子嚢盤が開口して生じる歯が暗色ではなく淡色 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が0-1ではなく3 Marthamyces emarginatus アメリカ大陸に分布する 本種と異なりブナ属ではなくユーカリ属植物などを宿主とする 本種と異なり子嚢盤が開口して生じる歯が帯褐ベージュ色ではなく黒色 本種と異なり子嚢盤が開口して生じる歯の数が4-5ではなく3-5 本種と異なり子実層面が淡黄色~淡灰色ではなく灰色 本種と異なり子嚢胞子が子嚢から放出された後に屈曲したりコイル状になったりするのではなく直線状または僅かに屈曲する