(仮訳)米国アリゾナ州北部に産した地下生担子菌の新属新種Marthanella nidulosa
States, JS. & Fogel, R. 1999. Marthanella nidulosa, sp. et gen. nov., a hypogeous basidiomycete from northern Arizona, U. S. A. Mycotaxon. Available at: http://www.mycotaxon.com/vol/71.html [Accessed November 13, 2022] 【R3-10054】2022/11/13投稿

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3行まとめ

米国アリゾナ州で採集された地下生菌の一種を検討し、Marthanella nidulosaとして新種記載した。
本種は外皮が3層からなり永存性、グレバがややゼラチン質でペリジオールを含むことなどで特徴づけられた。
本種はGasterosporium属およびArachnion属に最も近縁とみられた。
USA. Arizona. Coconino County, Oak Creek Canyon near Indian Gardens

(新種)

Marthanella nidulosa States & Fogel
語源…(属名)米国の菌類学者、Martha Christensen博士に献名/(種小名)巣の(ペリジオールがグレバのマトリックスに含まれる様子から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Arachnoion spp.
ペリジオールを有する
担子胞子が無色
担子胞子表面が平滑
担子胞子が有柄
弾糸を欠く
本種と異なり地下生菌ではなく地上生菌である
本種と異なりグレバが小粒状ではなく粉状、穀粉状
本種と異なり根状菌糸束が柔らかいのではなくしっかりとしている
本種と異なり外皮が3層ではなく1層からなる
Gasterosporium spp.
担子胞子が有柄のことがある
本種と異なり地下生菌ではなく半地下生菌である
本種と異なりグレバが小粒状ではなく粉状、穀粉状
本種と異なりペリジオールが知られていない
本種と異なり担子胞子表面が平滑ではなく粗面
本種と異なり”paracapillitium”を有する
本種と異なり外皮が3層ではなく2層からなる