(仮訳)半島マレーシア産の被果地衣類の新種、Mazaediothecium mohamedii
Harada, H. & Yamamoto, Y. 2007. Mazaediothecium mohamedii (Lichenized Ascomycota, Pyrenulaceae), a New Pyrenocarpous Lichen from Peninsular Malaysia. Lichenology. Available at: http://www.lichenology-jp.org/ja/lichenology/back_number/v6n2 [Accessed December 16, 2022] 【R3-10153】2022/12/16投稿

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3行まとめ

マレーシア、セランゴール州の熱帯雨林において広葉樹の幹に発生した地衣の一種を検討し、Mazaediothecium mohamediiとして新種記載した。
本種はM. albumに最も近縁であったが、子嚢胞子の色、周糸および被子器外壁の有無などが異なっていた。
本種には同属他種ではなくPyrgillus属地衣が有するような構造が見られた。
Malaysia, Selangor, Gombak, Field Studies Center of Universiti Malaya

(新種)

Mazaediothecium mohamedii H. Harada & Yoshik. Yamam.
語源…Haji Mohamed教授に献名
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Mazaediothecium album
子器が地衣体より上方に隆起し地衣体に覆われる
子器が円錐形
地衣体が帯黄色
マザエジウムを形成する
子嚢胞子が暗色
子嚢胞子が4室からなる類石垣状
本種と異なりマレーシアではなくコスタリカなどに分布する
本種と異なり被子器外壁が良好に発達するという特徴を欠く
本種と異なり子嚢胞子が褐色ではなく帯黒色
本種と異なり子嚢胞子の中位周囲に真正隔壁の形成を示唆するいくぶん暗色のプレートを有するという特徴を欠く
本種と異なり周糸を有するのではなく欠く
Mazaediothecium rubiginosum
本種と異なり子器が赤色
本種と異なり地衣体が帯黄色ではなく帯緑灰色
本種より子嚢胞子の幅が狭い
本種と異なり子嚢胞子の中位周囲に真正隔壁の形成を示唆するいくぶん暗色のプレートを有するという特徴を欠く