(仮訳)中国の熱帯域に産した新種Mazosia hainanensis
Yao, Z-T., Jia, Z-F. & Jiang, S-H. 2021. Mazosia hainanensis sp. nov. from tropical China. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2021/00000136/00000003/art00008 [Accessed November 21, 2021] 【R3-08985】2021/11/21投稿

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3行まとめ

中国海南省において被子植物の葉上に生じた地衣の一種を検討し、Mazosia hainanensisとして新種記載した。
本種は地衣体が帯黄緑色の微細な疣状で、子嚢胞子が紡錘形で3隔壁を有し、未同定の赤色蛍光の成分を含むことなどで特徴づけられた。
中国産Mazosia属地衣の検索表を掲載した。
中国海南省保亭リー族ミャオ族自治県七仙嶺

(新種)

Mazosia hainanensis Z.T. Yao, S.H. Jiang & Z.F. Jia
語源…海南産の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Mazosia pseudobambusae
本種と異なり地衣体が帯黄緑色ではなくごく淡い帯褐灰色
本種と異なり初生菌糸が暗褐色
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
Mazosia melanophthalma(ハクテンフシアナゴケ)
中国に分布する
地衣体が疣状
子嚢胞子の隔壁数が3
本種より”verrucae”の丈が高い
本種と異なり子器縁部が常に外側に向かって傾斜する
本種より子嚢胞子が長い
Mazosia dispersa
中国に分布する
地衣体が疣状
本種ほど地衣体の疣が微細でない
本種より子嚢胞子が長い
本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が3ではなく5(-7)