(仮訳)中国産の新種Memnoniella sinensisおよび本属の種の検索表
Zheng, H. et al., 2019. Memnoniella sinensis sp. nov., a new species from China and a key to species of the genus. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. Available at: https://www.microbiologyresearch.org/content/journal/ijsem/10.1099/ijsem.0.003605 [Accessed October 11, 2021] 【R3-08860】2021/10/11投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

中国雲南省で採集された土壌菌の一種を検討し、Memnoniella sinensisとして新種記載した。
本種はフィアライドに明瞭なカラレットを有し、分生子が帯オリーブ褐色~暗褐色で楕円形~時に卵状、表面が疣状であることなどで特徴づけられた。
本属の既知種11種に本新種を加えた検索表を作成した。
中国雲南省紅河ハニ族イ族自治州建水県

(新種)

Memnoniella sinensis Hua Zheng, Zhe Zhang, D.Z. Liu & Z.F. Yu
語源…中国産の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Memnoniella dichroa
分生子がスライム質の頭状に凝集する
分生子の色が類似している
分生子の形状が類似している
分生子表面が粗面
cmdA+ITS+rpb2+tef1+tub2に基づく分子系統解析で近縁
本種より分生子柄のサイズが大きい
本種と異なり分生子柄が無色
本種より分生子形成細胞のサイズが小さい
本種より分生子のサイズが小さい
本種と異なり分生子が楕円形で時に卵状、両端が丸いのではなく卵状で時に僅かに屈曲して豆形
cmdA+ITS+rpb2+tef1+tub2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Memnoniella oenanthes
cmdA+ITS+rpb2+tef1+tub2に基づく分子系統解析で近縁
本種より分生子柄が短い
本種と異なり分生子が楕円形で時に卵状、両端が丸いのではなく腎臓形または楕円形
本種と異なり分生子表面が粗面でない
cmdA+ITS+rpb2+tef1+tub2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Memnoniella ellipsoidea
分生子柄の形態が類似している
分生子がスライム質の頭状に凝集する
分生子の形態が類似している
cmdA+ITS+rpb2+tef1+tub2に基づく分子系統解析で近縁
本種より分生子形成細胞の幅が狭い
本種より分生子のサイズが小さい
本種と異なり分生子が卵状になることがない
cmdA+ITS+rpb2+tef1+tub2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Memnoniella oblongispora
分生子柄の形態が類似している
分生子がスライム質の頭状に凝集する
分生子の形態が類似している
cmdA+ITS+rpb2+tef1+tub2に基づく分子系統解析で近縁
本種より分生子形成細胞の幅が狭い
本種より分生子のサイズが小さい
本種と異なり分生子が卵状になることがない
cmdA+ITS+rpb2+tef1+tub2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される