(仮訳)タスマニア産のエリクシア科の新属、Meridianelia
Kantvilas, G. & Lumbsch, HT. 2009. Meridianelia, a new genus in the Elixiaceae (Ascomycota) from Tasmania. The Lichenologist. Available at: https://www.cambridge.org/core/journals/lichenologist/article/abs/meridianelia-a-new-genus-in-the-elixiaceae-ascomycota-from-tasmania/601CBE3F5ADFA3C4EAFA9CEBFD835491 [Accessed January 17, 2023] 【R3-10251】2023/1/17投稿

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3行まとめ

オーストラリア、タスマニア州の亜高山帯で採集された地衣の一種を検討し、新属新種Meridianelia maccarthyanaとして記載した。
本種は地衣体が白く広がり、子器が半被実性で果殻が退化的な杯状、子嚢が8胞子性、子嚢胞子が無色、側糸が分枝吻合することなどで特徴づけられた。
本属はエリクシア科の2番目の属であり、その包含に伴い科を再定義した。
Australia, Tasmania, 1 km SE of Lake Fenton

(新種)

Meridianelia maccarthyana Kantvilas & Lumbsch
語源…(属名)南(地理的分布から)+Trapelia属/(種小名)Patrick McCarthy博士に献名
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Elixia spp.
mtSSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり地衣体が広がるのではなくかなり退化的で不明瞭である
本種と異なり果殻が退化的ではなく良好に発達する
本種と異なり子実層ゲルがヘミアミロイドである
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
本種と異なり側糸頂部が褐色に着色する
本種と異なり側糸ががっしりとしている
mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される