(仮訳)ラテンアメリカ産のMetarhizium anisopliae複合種PARBクレードに含まれる新種、Metarhizium humberi
Luz, C. et al., 2019. Metarhizium humberi sp. nov. (Hypocreales: Clavicipitaceae), a new member of the PARB clade in the Metarhizium anisopliae complex from Latin America. Journal of Invertebrate Pathology. Available at: https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0022201118303689 [Accessed October 2, 2020] 【R3-07739】2020/10/2投稿

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3行まとめ

ブラジルおよびメキシコにおいて甲虫類、カメムシ目、チョウ目の昆虫病原菌および土壌菌として採集された菌を検討し、Metarhizium humberiとして新種記載した。
本種は分子系統解析でM. anisopliae複合種のPARBクレードに含まれた。
本種は様々な発達段階の害虫に対して高い殺虫活性を示し、生物学的防除における重要性も期待された。
Parque Nacional das Emas, Goiás State, Brazil

(新種)

Metarhizium humberi C. Luz, L. Rocha & I. Delalibera
語源…昆虫病理学者、菌類分類学者のRichard Alan Humber博士に献名
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Metarhizium anisopliae
ブラジルおよびメキシコに分布する
土壌および昆虫から分離される
形態的に類似している(当初この種に同定された)
5’TEF+3’TEF+RPB1a+RPB2a+BTUBおよび5’TEFに基づく分子系統解析で近縁(同じPARBクレードに含まれる)
本種と異なりコロンビア、オーストラリア、エチオピアにおける分布が知られている
5’TEF+3’TEF+RPB1a+RPB2a+BTUBおよび5’TEFに基づく分子系統解析で明瞭に区別される