(仮訳)Ononis spinosaに生じた新種Microsphaeropsis ononidicola
Thambugala, KM. et al., 2018. Microsphaeropsis ononidicola sp. nov. (Microsphaeropsidaceae, Pleosporales) from Ononis spinosa L. Current Research in Environmental & Applied Mycology. Available at: https://doi.org/10.5943/cream/8/2/6 [Accessed December 6, 2018] 【R3-05740】2018/12/6投稿

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3行まとめ

イタリアにおいてOnonis spinosaの枯幹に生じた菌を検討し、Microsphaeropsis ononidicolaとして新種記載した。
本種は埋生する黒色球形~類球形の分生子殻を形成し、分生子が無色~帯黄褐色の倒卵状~楕円形で単細胞であることなどで特徴づけられた。
この植物を宿主とするMicrosphaeropsis属菌は初めて報告された。
Italy, Province of Forlì-Cesena [FC], Valbura-Premilcuore

(新種)

Microsphaeropsis ononidicola Thambug., Camporesi & K.D. Hyde
語源…Ononis属に生息する
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Microsphaeropsis olivacea
ITS+nrLSU+β-チューブリンに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり汎世界的に分布する
本種と異なりマツ属、イチイ属、Sarothamnus属植物など様々な宿主が知られている
本種と異なり分生子果に1-2室を含むという特徴を欠く
本種より分生子果の壁が薄い
本種より分生子のサイズが大きい
ITS+nrLSU+β-チューブリンに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Microsphaeropsis proteae
ITS+nrLSU+β-チューブリンに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりイタリアではなく南アフリカなどに分布する
本種と異なりOnonis属ではなくProtea属植物を宿主とする
本種と異なり分生子果に1-2室を含むという特徴を欠く
本種より分生子果の壁が薄い
本種より分生子のサイズが大きい
ITS+nrLSU+β-チューブリンに基づく分子系統解析で明瞭に区別される