2015年11月10日 （仮訳）新種Didymellopsis nephromatisを含むアルゼンチン産地衣生菌の雑報告 Zhurbenko, MP. et al., 2015. Miscellaneous reports of lichenicolous fungi from Argentina including the new species Didymellopsis nephromatis. Opuscula Philolichenum. … Available at: http://www.jjh.cz/upload/25851.pdf [Accessed November 9, 2015]. 【R3-02366】2015/11/10投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ アルゼンチンにおいてNephroma cellulosumに生じた地衣生菌の一種を検討し、Didymellopsis nephromatisとして新種記載した。 また、Myxophora leptogiophilaおよびNectriopsis lecanodesの2種をアルゼンチン新産種として報告した。 アルゼンチン産の既知地衣生菌60種の一覧を掲載した。 Argentina, Río Negro Prov., San Carlos de Bariloche, road towards Mount Tronador (Nahuel Huapi National Park) （新種） Didymellopsis nephromatis Zhurb. & Etayo 語源…ウラミゴケ属の 【よく似た種との区別】 Didymellopsis collematum 藍藻地衣を宿主とする 子嚢胞子が無色 子嚢胞子が平滑 本種と異なりアルゼンチンではなくユーラシアに分布する 本種と異なりウラミゴケ属ではなくイワノリ属地衣を宿主とする 本種と異なり宿主に褐色の環紋状の感染斑を生じることがない 本種より子嚢胞子が短い Zwackhiomyces spp. 藍藻地衣を宿主とすることがある 子嚢果が類球形～洋梨形 本種と異なり宿主の共生藻がシアノバクテリアではなく緑藻の場合がある 本種と異なり宿主に褐色の環紋状の感染斑を生じることがない 本種と異なり子嚢果の壁の色素が一様なアモルファスでおそらく壁に伴うのではなくおぼろげな粒状で細胞外の空隙に存在する Chloroepilichen rolfii 同じツメゴケ目地衣を宿主とする 宿主に環紋状の感染斑を生じる 本種と異なり宿主に生じる感染斑が褐色ではなく典型的には緑色 本種と異なり子嚢果が子嚢殻ではなく子嚢盤である （その他掲載種） Abrothallus secedens Wedin & R. Sant. （その他掲載種） Corticifraga cf. fuckelii (Rehm) D. Hawksw. & R. Sant. （その他掲載種） Endococcus pseudocyphellariae Etayo （アルゼンチン新産種） Myxophora leptogiophila Nik. Hoffm. & Hafellner （アルゼンチン新産種） Nectriopsis lecanodes (Ces.) Diederich & Schroers