(仮訳)タイ産の新種Misturatosphaeria viridibrunnea
Boonmee, S. et al., 2019. Misturatosphaeria viridibrunnea sp. nov. (Teichosporaceae, Pleosporales) from Thailand. Phytotaxa. Available at: https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.388.1.6 [Accessed February 17, 2022] 【R3-09248】2022/2/17投稿

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3行まとめ

タイ、チエンラーイ県において枯枝に発生した菌を検討し、Misturatosphaeria viridibrunneaとして新種記載した。
本種は子嚢胞子が帯緑褐色紡錘形で1隔壁を有し、4つの油滴を含むことで特徴づけられた。
本種は同属他種とは子嚢果、子嚢、子嚢胞子がいずれも小型であることで容易に識別された。
Thailand, Chiang Rai, Province, Mae Chan, Pa Tueng, Ban Huai Kang Pla

(新種)

Misturatosphaeria viridibrunnea Boonmee, Wijayaw. & K.D. Hyde
語源…緑褐色の(子嚢胞子の色から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Misturatosphaeria radicans
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種より子嚢果のサイズが顕著に大きい
本種より子嚢が長い
本種より子嚢胞子が長い
本種より子嚢胞子の幅が狭い
本種と異なり子嚢胞子が帯緑褐色~褐色で隔壁部において暗色なのではなく半透明の褐色
本種と異なり子嚢胞子表面に僅かに縦方向の条線をあらわすという特徴を欠く
本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が1ではなく1-3
本種と異なり無性世代が知られている
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Misturatosphaeria aurantiacinotata
無性世代が知られていない
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種より子嚢果のサイズが大きい
本種と異なり子嚢果孔口が乳頭突起状である
本種より子嚢のサイズが大きい
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
本種と異なり子嚢胞子が帯緑褐色~褐色ではなく褐色~暗褐色
本種と異なり子嚢胞子表面に粘液質の鞘を有する
本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が1ではなく3
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される